こちらはベルサイユのばら〈漫画・アニメ・映画〉ファンのブログです
     ばらさん系雑記が主+まれにお絵描き。という内容になっております

今週のBS 《 第24話 アデュウ わたしの青春 》

ポリニャク夫人、女狐全開の巻でございました。
ロザリー相手に泣き落としが効かなかった後
…騙されないか。と睨めつけるように見送る表情が怖いです。
なまじ普段の声質が柔らかいタイプなので、ロザリーを脅した後の
「母と呼ぶのです」の高笑いは厭らしさMAXでした
まぁ一番怖いのは、実際こういう人が実にもというですがもごもご。

首飾り事件は今回で幕引き。ジャンヌ、哀れです。
悪意と優しさ、狡猾さと脆さ、両極端な部分、全てを曝け出す
こんなに人間味溢れるキャラも珍しいのでは。
最初から最後まで、自分の欲望と感情に忠実な人でしたね。

十代の頃は、這い上がって貴族のように遊び暮らすんだ、という
わかり易い野心(上昇志向?)で、侯爵夫人を死なせる事も平気でしたが
ある程度の資産とポジションを確保出来てからの最近は
目指していた暮らしにあるというのに、満たされない空虚さが滲み出ておりました。
逮捕以前から、私的場面では自分を誤魔化すようにお酒を飲んでばかりいて。



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「閣議での決定だよ。ばあや」とジャンヌ捕縛の任務につくオスカルさん。
階段を下りてくる足取りは鈍く…。
この後、ロザリーに届けられたジャンヌからの手紙に
“サベルヌより”と添えられていたのは、一体どういう意図があったのか。

ロザリーが他人に話すはずがないという前提があっても
逃亡中の身としては、リスクは極力抑えたいものでしょう。
居場所まで書く必要はないのに、あえて記したのだとしたら
その真意はどの辺りに?

唯一の肉親。無心に自分を想ってくれる作為のない相手
ロザリーにはもう会えないのだとしても、最低限、自分の消息を
知っておいて欲しかったのか。

居場所を記す事で偶発的に、今の閉塞感を打破する動きが起こるかもしれない
(自分にとって良いか悪いかは別として)…というような、運命への一種の賭けの
ようなものなのか。

・・・・・うん。まあ答えなんて出ませんね。
ストーリィの展開上、必要だった、なんて言っちゃダメよん みもフタもなし




 「この場所を教えたのはロザリーかい?」
 「ロザリーではない。断じて」


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瞬間、息をのみつつも即答。
オスカルさんも時には嘘をつきます。誰も困る事のない、優しい嘘を。
そしてそれは、この時のジャンヌに必要だったもの。

オスカルさんが時折みせる、こういう機微に触れる繊細さが愛しいです


「あたしと一緒に死んでおくれ」
と刺されて心中状態だったのに
半死半生の息の中「おめぇ最高にいい女だったぜ」と告げた事で
ジャンヌに心底惚れていた事を証明しましたね。ラ・モット大尉。
それまではヒモか腰巾着か…という存在感でしたのに。
最期の最後に、惚れた女の欲しがっていたものをあげる事ができました。


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ラストシーン。
ジャンヌを援助した覆面貴族の馬車(の車輪)越しに
炎上する修道院を見せるこの構図。
これ、単純に車輪なしでも成り立つ場面ですが
語りと共に示してみせる、監督のこのセンスが好きです








おまけ

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こらこらアンドレさん。セリフもないのに無駄にカッコイイですよ?








今週のBS 《 第23話 ずる賢くてたくましく!》

今回はいつにもまして進行が早く、30分があっという間。
詐欺の露見→逮捕→裁判→刑の執行。ぎゅうぎゅう詰め。
ジャンヌはニコルを刺せなかった辺り、情に流されたのでしょうか。

身辺に危険を感じ、単に証拠隠滅にかかったのならば
刺殺などと派手な事をしなくても、盲目を悪用して
高所から突き落とすとか、お金にものをいわせて
第三者に始末を依頼する事も可能だったはずで。←我ながらヒドイ事言ってマス

それを、あえて直接行ったのは、自分自身を
試す意味もあったのかナ?と想像していました。
金貨とナイフ、両方を持っていたので。
誰も頼れない。頼りたくない。
自分だけで全てを遂行し操れるか?
自分は一体これから何を望むのか?
けれど悪党になりきれなかったその甘さが
直後、自らに跳ね返ってくるわけですが。

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裁判の過程で「真犯人は王妃であり自分との関係は
公にはできない性癖のものだった」というジャンヌの嘘八百に
周囲が呑まれていく様子が、今の世にもコレあるな…と連想させました(苦笑)
人間って、よりショッキングな物事や、真実とは違っても
「その方が面白い」と感じるもの、嘘であっても自分が信じたいと
思わせるものを選んでしまう傾向がありますよね。

ロベスピエールらは鋭いので、真相は違うと
判っているニュアンスを含ませつつ、ほくそ笑んでいましたね。
この頃からもう弁護士じゃなくて政治屋さん的~。
アラスの頃は正義感あふれるぼっちゃん系だったのにどしちゃったの。
おっさんおっさん。ジャルジェ将軍世代にみえましてよ?別人28号

   弁護士以前、アラスの頃    →       首飾り事件=現在…こわ
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「なぜ身分のある貴族までもがジャンヌに会いにいくのか」
自分には理解できないと憤慨するアントワネット。

「離宮への出入りを許されず、宮廷を去った者達です」という言葉に
「そんな事くらいで…」と絶句していましたが、当事者にとっては
それが何よりも大切で必要で、価値ある事だったりする場合もあるのだ。
という外側からの視点が、すっぽり抜けてるんですよね王妃さま。
謁見(義務)が何のためにあるのかも、ついに理解出来ず

傍らのオスカルさんは事実を淡々と告げるのみ。
動揺する王妃に対しその場凌ぎの慰めはせず、けれど進言する事もなく。
現状をどう考え次の行動に移すのか、アントワネット自身の心に委ね
意識の変化を期待したのでしょうか……何も変わらなかったけど。とほほ

この時の彼女は、あえて意思表示を抑えていたように見えます。



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傍聴席ではアンドレさん、今回もいい仕事してましたねー。
真ん中にロザリーがいたのに、よく見てたナ
近頃のオスカルさんは、内に籠るように寡黙になっていましたが
カッとして抜刀!! と、かつてを彷彿させました



おまけ 今回、画面が暗かったので御口直し。
     「アラスの風よこたえて」のオスカルさん(やや原作風)

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           ロベスピエールぼっちゃん睨んでまーす♪










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