こちらはベルサイユのばら〈漫画・アニメ・映画〉ファンのブログです
     ばらさん系雑記が主+まれにお絵描き。という内容になっております

今週のBS 《 第27話  たとえ光を失うとも… 》

冒頭から痛々しい場面ですが、この27話、絵的には
めっちゃめちゃ麗しい所が多いですよね。二人とも別嬪しゃん
けど、だんだんちゃらけた事も言えない展開になってきました。む~ん

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「新しい時代の為には、一時間の演説よりも一丁の銃を必要とする」

輸送中の銃を強奪する黒い騎士一団。
このエピソードはアニメのみですが、ベルナールって
原作でもこういう部分、みせてましたっけ?
アニメではちょうどサンジェストと逆パターンの位置付けですね。

実力行使から暴力を伴わない言動へと移行するベルナール。
一見従っているようで、より過激な暴力へと走ったサンジェスト。
性格や思考方向の違いもあるでしょうが、ベルナールにとっては
オスカル(&アンドレやロザリー)と出会った影響もあったのだと思いたいなぁ


「今度なめたまねをしてみろ、おまえの左目に鉛弾をぶちこんでやる」

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「アンドレの眼をやったのはおまえだ!」と、ちょちょギレるオスカルさん。
この怒ってる声…らぶ ですの。うふ
他にも声を張り上げている場面はありますが、単なる掛け声ではなく
こういった激情を伴う場面の田島さんはピカイチだと思います~!
怒鳴っても上品で艶のある声。おすてき



「我々には何もできないが、彼ならば民衆の為に何かをする。きっとこれからも」

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「自分」ではなく「我々」と、自然に括るアンドレに、ほろり
けれども、アンドレとオスカルの目線の違いが露わになるこの場面。
個人的にちょっと辛かったりします。
元々別人格の他人同士ですから当然の事ですが、この二人に限っては
今までこんなブレはなかったのに、などと(勝手に)思ってしまうのでス。
意見の相違とか、どちらが正しいとかそんな事ではなくて。
 
「…貴族に雇われているということを、時々忘れてしまう」
以前なら、こんな言い方は絶対しないでしょう?
呟きのようなこの台詞が個人的凹の素だナ…。
それだけ失明のショックはあったとも思うのです。直後ですもん。
まだ何も失っちゃいない」なんて強がってもさ~~あああ。
アンドレから明るさが消えちゃう…


「おまえの片眼を奪った男を許すというのか」
・・・オスカルさんに一票。
アンドレごめんちょ。大事な人を傷つけられたら、やっぱり自分も
報復する方向に気持ちが動くと思いまする。

アンドレの”ベルナールなら民衆の為に何かをしてくれる”と評価する発言は
今までの流れの表面だけみていると、やや唐突ですが
今回ジャルジェ家での療養中に(描かれなかったけれど、その実)
結構接点があり会話もあったのではないかな~と推測します。

ベルナールの思考の一端に触れ、アンドレも「この男ならもっと他の方向にも
行動を起こせるのでないか」と期待を持ったのではないかと。
短い間でも深い交流が出来たからこそ、再会した時に「アンドレじゃないか」と
ベルナールの方も、すぐに気づく事が出来たのだと思うのです。



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隻眼の男全開アップせっかくなので貼っときまひょ。…ん?ブルーアイ??


これからどんどこシリアス路線まっしぐらに濃くなっていく展開ですが
アンドレの大らかさが、今まで深刻さを緩和していた部分ありましたよね。
穏やかな一言とか、何気に笑い飛ばしてくれるようなトコロ。
その中和作用がなくなる分だけ、どんどん物語が重くなっていく気もします。
…あ。この人自身が煮詰まっていく時でもありましたか ぐつぐつぐつ…








今週の26話。仮面まつりでございました。


ではトップバッタ~。オスカル・フランソワさん

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黙々と衣装整え中。ここ好きなんです~。
髪をかき上げるようにマスクを留めている辺りが特に

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完成。
よし、これで。と鏡に向かい厳しい顔をした直後
その金髪じゃ無理だなとアンドレさんからダメ出し。
えー?と振り向くオスカルさんが可愛ゆし



振り向いて礼をとる仮面の男
この姿も素敵なんですが、惜しいねぇアンドレさん。
カッコイイ動きがあっても、一瞬で次いっちゃう

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この26話のアンドレは、おちゃめさん全開 で
盗品を「騎士らしく返さねばな」と言われれば
わかってます とおどけ風味に答えたり。

自分の事を「鈍感で楽天家」などと言っていましたが
この人のもつ大らかさ、その穏やかな明るさ自体が
オスカルさんを助けていた一面もありますよネ。

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今回たくさん話している分だけ、志垣さんの芝居の上手さを
いつも以上に感じます。
シリアスから軽妙な口調まで演技の幅の広いこと。さっすが役者さん

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「ははは。なにを言っている」
とオスカルさんの不安を一蹴するアンドレ氏。

うん。いい男じゃん。と思わせたのは仮面のせいでしょうか。
制服(スーツ)効果みたいなもの?
短髪+両目パッチリが、この1話だけだなんて勿体ないわ~。








今週のBS 《 第26話 黒い騎士に会いたい! 》

黒い騎士編開幕。
さぁ~アンドレさん、御出番ですよ~~

「こうまでして、捕らえる必要があるのかな」
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新婚さん朝の風景です。うそうそ。
原作にはない、アンドレ=黒い騎士疑惑を匂わせ
物語として面白いように膨らませてありますが、結果として
この26話は、このふたりの会話が多くて嬉しいです
いつも黒子に徹しているので仕方ありませんが
アンドレさんがこのように全体を牽引するポジションで語る事って
なかなかありませんから新鮮。


「盗人は盗人だ。放っておくわけにはゆくまい」

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アンドレたんに対する疑念に苛まれ
殊更むきになっている…ように見えません?うふうふv



そして黒い騎士を見失った先にあったパレ・ロワイヤル。
この後ろ姿越しの背景画も結構好きな描写でした

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再会したロザリーさんは、自立した大人になっていましたネ。
貴族であるオスカルさんの前で「貴族なんて」
つい口走ってしまうくらい苦労もしてきた様子。

貴族の館での生活と下町の生活、両方経験し両方の辛さを知っている。
アンドレさんのように自ら学びにいかなくても、パリで生活していれば
様々な話も聞こえてくるでしょうし。
ポリニャク夫人を名指ししていない点や
ジャルジェ家(貴族の元での生活)には戻らないという辺りが
ポリニャック家NGだけではない、貴族嫌悪に見えまする。


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市民の普通の生活と、世情を垣間見ることになったオスカルさん。
決して楽な生活ではないだろうに、パリで暮らしていくというロザリー。
この子はもう傍らに戻る事はないのだと、ちょっと寂しんぼ?


時代の変化を感じ取り、いつの間にか勉強会へ参加していたアンドレさん。
「せめて新しい時代が何であるかを知ろうとする権利ぐらいはある、と思っている」

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時代のうねりは感じるけれど、それがどこへ向かっているのか先は未だ見えず。
貴族であるというクラスは変えようがなく、自らはいち武官であるだけの存在。
オスカルさんもひとり考えてはいるようですが、今はまだ語れず…。


「会ってみたい。捕らえてあの仮面を剥がしてみたい。
ただの盗人なのか、そうではないのか」

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