こちらはベルサイユのばら〈漫画・アニメ・映画〉ファンのブログです
     ばらさん系雑記が主+まれにお絵描き。という内容になっております

今週のBS 《 第23話 ずる賢くてたくましく!》

今回はいつにもまして進行が早く、30分があっという間。
詐欺の露見→逮捕→裁判→刑の執行。ぎゅうぎゅう詰め。
ジャンヌはニコルを刺せなかった辺り、情に流されたのでしょうか。

身辺に危険を感じ、単に証拠隠滅にかかったのならば
刺殺などと派手な事をしなくても、盲目を悪用して
高所から突き落とすとか、お金にものをいわせて
第三者に始末を依頼する事も可能だったはずで。←我ながらヒドイ事言ってマス

それを、あえて直接行ったのは、自分自身を
試す意味もあったのかナ?と想像していました。
金貨とナイフ、両方を持っていたので。
誰も頼れない。頼りたくない。
自分だけで全てを遂行し操れるか?
自分は一体これから何を望むのか?
けれど悪党になりきれなかったその甘さが
直後、自らに跳ね返ってくるわけですが。

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裁判の過程で「真犯人は王妃であり自分との関係は
公にはできない性癖のものだった」というジャンヌの嘘八百に
周囲が呑まれていく様子が、今の世にもコレあるな…と連想させました(苦笑)
人間って、よりショッキングな物事や、真実とは違っても
「その方が面白い」と感じるもの、嘘であっても自分が信じたいと
思わせるものを選んでしまう傾向がありますよね。

ロベスピエールらは鋭いので、真相は違うと
判っているニュアンスを含ませつつ、ほくそ笑んでいましたね。
この頃からもう弁護士じゃなくて政治屋さん的~。
アラスの頃は正義感あふれるぼっちゃん系だったのにどしちゃったの。
おっさんおっさん。ジャルジェ将軍世代にみえましてよ?別人28号

   弁護士以前、アラスの頃    →       首飾り事件=現在…こわ
ro


「なぜ身分のある貴族までもがジャンヌに会いにいくのか」
自分には理解できないと憤慨するアントワネット。

「離宮への出入りを許されず、宮廷を去った者達です」という言葉に
「そんな事くらいで…」と絶句していましたが、当事者にとっては
それが何よりも大切で必要で、価値ある事だったりする場合もあるのだ。
という外側からの視点が、すっぽり抜けてるんですよね王妃さま。
謁見(義務)が何のためにあるのかも、ついに理解出来ず

傍らのオスカルさんは事実を淡々と告げるのみ。
動揺する王妃に対しその場凌ぎの慰めはせず、けれど進言する事もなく。
現状をどう考え次の行動に移すのか、アントワネット自身の心に委ね
意識の変化を期待したのでしょうか……何も変わらなかったけど。とほほ

この時の彼女は、あえて意思表示を抑えていたように見えます。



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傍聴席ではアンドレさん、今回もいい仕事してましたねー。
真ん中にロザリーがいたのに、よく見てたナ
近頃のオスカルさんは、内に籠るように寡黙になっていましたが
カッとして抜刀!! と、かつてを彷彿させました



おまけ 今回、画面が暗かったので御口直し。
     「アラスの風よこたえて」のオスカルさん(やや原作風)

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           ロベスピエールぼっちゃん睨んでまーす♪










まおちゃんお帰りなさ~いと気軽に見ていたら
しょーまさんがとんでもない滑りを見せてくれました。

ど・びーーーーっっくり!!!

ここは世界選手権か全日本なのか!?とでもいうような鬼気迫るあの演技。

つい先日の今季初戦が凸凹だったので、不調持ちかな?と
やや心配してたのですが、それがふっ飛ぶような怪演でした。
凄いよ…凄いですよ。しょーまさま。
よもや昌磨さんの3A見て、素敵 と思う日がこようとは
思ってもみませんでした<失礼 綺麗でしたね~。

人の成長過程をつぶさに見られる事ほど楽しいものはありませんね。
フィギュアのいいところ、美味しい所のひとつですが
かつて大ちゃんの成長を毎年わくわくしながら眺めていたのを思い出しました。
あの頃は、眉なんとかしてケロ とか違う所に引っかかってましたけど(笑)

今回は、凶悪なプログラム後半になってもスピードが落ちず、演技は流れ
終了間際には会場の拍手がやまない様子が、ちょっと感動的ですらありました。
よかったわ~~うっふん


 今年のじゃぱん代表4名様。最初メンバーを聞いた時は
   「え…TV的に(大人しい子ばっかで)大丈夫なんか?」と変な心配しましたが
   ぽよんとしているメンバー席は、お雛様的で可愛いかったです

22話酒場シーン、原作では帰り道キスのあった場面がアニメにはなく。
うん。まぁアニメのアンドレさんはしないでしょうね。
でもって喧嘩は苦手と言いつつ、この酒場シーンは好きだったりします。
なんじゃーい言われそうですが。えへへ

二人に絡む酔っ払いも、こういう人いるいる的リアルな喋りでしたが
髪を掴まれギっと睨みあげるオスカルさんに対し、すかさず
「よせ!」と制止するアンドレさん。秒速の反応です ていっ

オスカルさんの事にかけては、アンドレさんてば勘の鋭さが野生動物並み!!
せっかくの制止も聞いちゃいないオスカルさんは<いつもどーり?
間髪いれず酔っぱらいを殴り飛ばしますが、この一連の場面が好きなのです~。

オスカルさんが抑制のあげく激昂するのとは対照的に
穏便に収めようと、アンドレさんが酔っ払いをとりなしたり
あ~あやっちゃったよ、と思案する辺りが『らしくて』いいですねぇ
結局一緒になってボコられちゃうけど。


 ほ~ら白皙の美青年 
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 立ち上がりつつー の

po
 殴り飛ばし

髪がぶわっとするのが、萌へ萌へデス
重箱の隅をつつくように、こんな些細な部分を掘り出して
ちまちま楽しんでるのって私くらいのものでしょか? えへ


「私に指一本触れてみろ、まともな顔でこの店を出られなくしてやる」

と、一気にまくしたてる田島さんの声にも惚れちゃいます。
怒り声だけど下品じゃないの。もっと怒ってぇ~~


この時、近衛(貴族)である事自体を非難され、「女王の犬だ」
一方的な怒りの的にされショックを受けてるオスカルさん。
ベルサイユの宮廷内で、溝が出来つつある事を危惧していたら
市井の人々の心は、それ以上に王室から離れ、不満どころか
敵愾心さえみせていた。

パリへ連れていけと乞われ、恐らくはアンドレが選んだであろう
この酒場で、まさか乱闘騒ぎになるとは思ってもみなかったはず。
22話。
冒頭は祝い酒だったのに、最後は苦いお酒になっちゃいました







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