今週のBS 《 第20話 フェルゼン 名残りの輪舞 》
冒頭の朝靄逢瀬の美しい事。
このテイストでオスカル&アンドレverも見たかったナ~。
と、今回も見どころ満載で大変美味しゅうございました
この回に登場する「愛し愛されて何が辛い」で始まる名セリフ。
アンドレさんはつい口にしてしまっていた感もありましたが
それを背中で受けていたオスカルさんはどんな気持ちだったのでしょう。
振り向いた反応が早過ぎて、聞こえていたのかいないのか…。
子供時代は判らなかったけど、これって「伝える事が出来ない」
想いをした事のある人には、すんごい共感する台詞でしょう。
アンドレの語尾が小さく消えていく、その辛さが切ないれす…
「あなただけが頼りなのです、オスカル」
と、秘密の伝言を託される場面。
会話の後半「おまえ」呼びに切り替わっているあたり
芸が細かいな~と思います。
頼みと言いつつ、ゆるやかに命令。
この人は以前から(ポリニャク夫人等に対して)
「おともだち」発言をする事もありましたが
対等な友人関係など有ろうはずもなく、結局シリーズ最初から最後まで
『王族』ポジションを崩す事はありませんでしたネ。当然ですけど。
どんなに大切に思っていても主従は主従。
伝言の後、雨の中を疾走するご主人を迎えにきたアンドレさん。
気付いた彼女が上体を捻るも、すれ違いざまマントは受け取れず。
ここ好きですわー♪
幼馴染くんの優しさを小さく喜んでいるオスカルさんと
それを慈しむアンドレの瞳。好き好き。
あ、いえ、私にはそう見えるという事で
えへ

今まで(前半期)は台詞や絵で説明する事も多かった気がしますが
前回あたりから、ぐっと雰囲気を感じさせ汲み取らせる演出が増えました。
今回は特にオスカル・アンドレ・フェルゼン三者が良いと思いますデス。
それも凄く繊細な御芝居。
なんとなく眺めていると聞き逃しそうな細かさです。
私、フェルゼン氏は好きも嫌いも特になく、あえて言うなら
原作よりはアニメの方が理解しやすいという程度ですが
舞踏会前にひとり思い悩む場面のこの人。
召使に呼ばれ「ん…?」とか溜息の辺り、物憂い雰囲気が凄くいい感じです。
野澤那智さんやっぱ上手いわ
この頃、声優としては、中堅というにはまだ若い頃だったと思うのですが
でもでも、憂いをおびた大人の魅力むんむんデス。
逆に若いから良かったのかしら。ベテランの頃は、同じ大人の魅力でも
遊び慣れた(スレた?)雰囲気も持ってたから、それが出ちゃうと
アニメのフェルゼンにはちと違う・・・かもかもかも。
それにしても、こういう芝居の出来る人、今どのくらいいるのでしょう?
いや、そもそもそれを求められるような作品もないのかナ。
さて車軸の調整をするアンドレに「休む」とゴネるオスカル様の件。
アンドレが一緒になって怒ったり、理詰めで諌めたりせずに
「ははは、そいつはいいや。やってみようか」と受け止め流す対応に
アンドレいいなぁ
と、よろめきました。こういう旦那ちゃん欲しいわ~v
オスカルさんも怒気を削がれて笑うしかありません
結局、策を巡らせ礼装するわけですが、これって
アンドレ発案かな?と勝手に妄想しておりまして
ベルサイユに到着した馬車から
オスカルさんが降りた時のアンドレのセリフ → → → 「似合う」
これがね~ちょっと好きなんです自分。
なぜか揉み手になってるアンドレさんは笑えますが
「礼装が似合っている」と褒めてるのと「さあ頑張ってこい」と応援しているのと
両方にとれる声音なんですもの
・・・あれ。なんだか今回アンドレばかり押してる?あらら??
それでまあ、礼装そのものは見た目通り麗しいので以下省略。
・・・と思いましたがその魅力には抗えずペタペタ帖

定番のこちらも↑凛々しゅうございますが
伏せた色っぽさ↓も捨てがたく。でれでれ

舞踏会の帰り道、呼び止められた朝靄の中。
ここのトコロ。
冒頭場面に近い時刻へと、ひと巡りして重なったのは偶然でしょうか?
違いは朝日が昇るとともに、彼らの状況が次の段階へと動く事。
計算尽くだとしたら凄いかも。
冒頭の朝日はぼんやり鈍かったんですよ。
懊悩するフェルゼンさんを暗示するかのように。
ラスト間際のここでは、心の定まったフェルゼン氏同様
くっきりクリアな陽の光が射してきます。
・・・ってこれは偶然じゃないナ。わぉ
ひとり語るフェルゼンさんに、瞳を揺らしながらも
黙って耳を傾けていたオスカルさん。
彼のこういう一途さ(といっていいのか?)
ただ一人の女性に対する誠実なひたむきさ(に見えるところ)が
魅かれた一因になっているように見えますネ。
浮気陰口あたりまえーなドロドロ貴族社会においては稀有だったのでは。
※ここ2話位のモブトークが陰湿な大人モードで微妙に怖いデス。子供アニメじゃないヨ
そしてラストのアメリカ遠征に繋がるわけですが
この一連の流れがなんだか映画的。
人物はみな静かに、言葉少なに語りますがBGMは盛り上がり
アンドレさんは彼女の様子を気にしつつ、あえて傍を離れる。
ラスト、オスカルさんの頬に涙。
うーん、なんて上手いんだろ~~~くぅぅ
冒頭の朝靄逢瀬の美しい事。
このテイストでオスカル&アンドレverも見たかったナ~。
と、今回も見どころ満載で大変美味しゅうございました

この回に登場する「愛し愛されて何が辛い」で始まる名セリフ。
アンドレさんはつい口にしてしまっていた感もありましたが
それを背中で受けていたオスカルさんはどんな気持ちだったのでしょう。
振り向いた反応が早過ぎて、聞こえていたのかいないのか…。
子供時代は判らなかったけど、これって「伝える事が出来ない」
想いをした事のある人には、すんごい共感する台詞でしょう。
アンドレの語尾が小さく消えていく、その辛さが切ないれす…

「あなただけが頼りなのです、オスカル」
と、秘密の伝言を託される場面。
会話の後半「おまえ」呼びに切り替わっているあたり
芸が細かいな~と思います。
頼みと言いつつ、ゆるやかに命令。
この人は以前から(ポリニャク夫人等に対して)
「おともだち」発言をする事もありましたが
対等な友人関係など有ろうはずもなく、結局シリーズ最初から最後まで
『王族』ポジションを崩す事はありませんでしたネ。当然ですけど。
どんなに大切に思っていても主従は主従。
伝言の後、雨の中を疾走するご主人を迎えにきたアンドレさん。
気付いた彼女が上体を捻るも、すれ違いざまマントは受け取れず。
ここ好きですわー♪
幼馴染くんの優しさを小さく喜んでいるオスカルさんと
それを慈しむアンドレの瞳。好き好き。
あ、いえ、私にはそう見えるという事で


今まで(前半期)は台詞や絵で説明する事も多かった気がしますが
前回あたりから、ぐっと雰囲気を感じさせ汲み取らせる演出が増えました。
今回は特にオスカル・アンドレ・フェルゼン三者が良いと思いますデス。
それも凄く繊細な御芝居。
なんとなく眺めていると聞き逃しそうな細かさです。
私、フェルゼン氏は好きも嫌いも特になく、あえて言うなら
原作よりはアニメの方が理解しやすいという程度ですが
舞踏会前にひとり思い悩む場面のこの人。
召使に呼ばれ「ん…?」とか溜息の辺り、物憂い雰囲気が凄くいい感じです。
野澤那智さんやっぱ上手いわ

この頃、声優としては、中堅というにはまだ若い頃だったと思うのですが
でもでも、憂いをおびた大人の魅力むんむんデス。
逆に若いから良かったのかしら。ベテランの頃は、同じ大人の魅力でも
遊び慣れた(スレた?)雰囲気も持ってたから、それが出ちゃうと
アニメのフェルゼンにはちと違う・・・かもかもかも。
それにしても、こういう芝居の出来る人、今どのくらいいるのでしょう?
いや、そもそもそれを求められるような作品もないのかナ。
さて車軸の調整をするアンドレに「休む」とゴネるオスカル様の件。
アンドレが一緒になって怒ったり、理詰めで諌めたりせずに
「ははは、そいつはいいや。やってみようか」と受け止め流す対応に
アンドレいいなぁ

オスカルさんも怒気を削がれて笑うしかありません

結局、策を巡らせ礼装するわけですが、これって
アンドレ発案かな?と勝手に妄想しておりまして
ベルサイユに到着した馬車から
オスカルさんが降りた時のアンドレのセリフ → → → 「似合う」
これがね~ちょっと好きなんです自分。
なぜか揉み手になってるアンドレさんは笑えますが
「礼装が似合っている」と褒めてるのと「さあ頑張ってこい」と応援しているのと
両方にとれる声音なんですもの

・・・あれ。なんだか今回アンドレばかり押してる?あらら??
それでまあ、礼装そのものは見た目通り麗しいので以下省略。
・・・と思いましたがその魅力には抗えずペタペタ帖


定番のこちらも↑凛々しゅうございますが
伏せた色っぽさ↓も捨てがたく。でれでれ


舞踏会の帰り道、呼び止められた朝靄の中。
ここのトコロ。
冒頭場面に近い時刻へと、ひと巡りして重なったのは偶然でしょうか?
違いは朝日が昇るとともに、彼らの状況が次の段階へと動く事。
計算尽くだとしたら凄いかも。
冒頭の朝日はぼんやり鈍かったんですよ。
懊悩するフェルゼンさんを暗示するかのように。
ラスト間際のここでは、心の定まったフェルゼン氏同様
くっきりクリアな陽の光が射してきます。
・・・ってこれは偶然じゃないナ。わぉ
ひとり語るフェルゼンさんに、瞳を揺らしながらも
黙って耳を傾けていたオスカルさん。
彼のこういう一途さ(といっていいのか?)
ただ一人の女性に対する誠実なひたむきさ(に見えるところ)が
魅かれた一因になっているように見えますネ。
浮気陰口あたりまえーなドロドロ貴族社会においては稀有だったのでは。
※ここ2話位のモブトークが陰湿な大人モードで微妙に怖いデス。子供アニメじゃないヨ

そしてラストのアメリカ遠征に繋がるわけですが
この一連の流れがなんだか映画的。
人物はみな静かに、言葉少なに語りますがBGMは盛り上がり
アンドレさんは彼女の様子を気にしつつ、あえて傍を離れる。
ラスト、オスカルさんの頬に涙。
うーん、なんて上手いんだろ~~~くぅぅ
