ep.8 後編拝見。


・・・・・不在!? ガーン
まぁ御話の流れからすれば仕方ありませぬか…

今年の秋は、世間共々
アントワネット様シーズンになりましたね。

中表紙・王妃さまの、衣装の参考は
ルブラン夫人画の子供達との肖像画でしょうか。
もふもふ黒茶と、ワインレッドカラーが
季節柄、表紙に丁度良い雰囲気と思いました


161105m

以下、大した事は書いてませんがネタバレ含みます






それにしても、オスカルしゃま不在っ! うきゃ~!! ←しつこい
あわよくば展開次第では?と
都合よく期待していたものですから
やはり御姿が見えないのは淋しゅうございました… しくしくしく


さてエピソード8。
お話はごくシンプルでしたネ。

そして凛とした王妃さま満載だった印象です。
前回まで、ちらちら登場していた時とは
なんだか美人度が違う気がするんですけど(笑)

池田先生、ホントにアントワネット様好きなんですね。
もしくは…今でも誰よりも思い入れのある存在なのかしら。
今回は、王妃としての「人生の締めくくり方」を
今一度、描かれたかった御様子で…。

だからかフェルゼンさんや、ルイルイ旦那さんやら
そちら関係は完全に蚊帳の外
この頁数ではとても描ききれませんし、時計話とは
また方向性が違ってしまいますもんね。


いままでのエピソード編の中で、もしかして
一番描きたかったのはこちらだった?と考えてしまうほど
今回の“後編”は、妙に勢いを感じました。

この、人生の最後を見つめるという視点は
先生御自身が一定の年齢になられた今だから
という事も作用しているような気がします。。。


思わず本編ラストも読みなおしてしまいましたが
(マーガレットコミックスで9巻部分)
物語は明瞭簡潔で、ラストまで一切無駄がない。
やはり名作ですね


池田先生、心配しなくても大丈夫ですよ~。
先生が描き出した、王妃さま人生最後期の見事さは
エピソード編で念押ししなくとも
本編だけで、今でも充分伝わりますから