森アーツセンターギャラリー * * 2017・2・18


会期終了間近のアントワネット展へ行く事ができました。

いろいろあり入場受付時間ギリギリに駆け込んだところ20分待ち。
日中は待ち時間が ・・・な事になっていたそうなので
会場入口の同じフロアで待てたのは、よい方なのかも。
凄い人気ですね~。
会場内に入ってからも、部分的にぎゅう詰めになりましたもの。

肝心の展示物はといえば、やはり本物…良いです。 大きい大きい
特に絵画は遠慮なく細部までじっくり見させていただきました。
印刷物では、ここまで判りませんから。
装飾品などを、殊更執拗に見てしまうのはベルばらのせい。
たぶん絵を描くときなんかに困っているせいです…(苦笑)

男性用の靴って、色も形も同系なものばかりでしたけど
子供用おリボン付は可愛くて、オスカルさんにも履かせたい感じ
クラバット等胸元も、縫い付け式、結ぶ式、装飾留あり…と、そもそも
アンドレさんタイプを詳しく見たかったのですが、なかなか無く。
あっても細部がよく判らず、エッチングなど拡大して見たい気分でした~。

ドレスは、もふもふ毛皮付きが多く目に付いたのも意外でした。
当時の流行だったのかしら?
ここまできて、こんな観かたばかりしている私は邪道なのでしょうね。
そういえば中野京子先生が拘っていらしたフェルゼンさんの肖像…。
うん。思い入れのある方には残念賞レベルかも(笑)

170218aten
撮影可能だったのは、こちらのお部屋だけでしたが
バスタブのある部屋は、水色+ 白+ 金色の配色が清らかで
とても美しいバランスの色調でした。
図書館についてはこのスペース分、個人的にはもっと絵画類を見たかったです。
映像はあまり趣味ではなかったので。
いずれの部屋も原寸大で構成されていたようで、全体頑張って再現されていた
…とは思うのですが、どこか、じんわり漂う置きました感?
重厚さまでは感じられなかったのは仕方ない事でしょうか。
あ。私の感性の問題もあるかしら~?

この日、鑑賞していた時は、特に暗号文など手紙類の展示ケースに
人だかりができていて、じっくりとそこに居座るわけにはいかなかったのですが
個人的には今回の展示品中では、こちらの暗号文(手紙)が
一番 “ 気配 ” を感じられました。当時、生きていた人達の。
重いですねぇ……

この日は21時まで開館時間が延長されていたおかげで
受付ギリギリに入ったわりに、しっかり内容は堪能できましたデス。
会場出口先のガラス窓には、キラキラの夜景が広がっていて
ほっと一息、なかなか良い雰囲気でありました
※ギャラリーは森タワー52階