紅色のオスカルさん本を片手に
ベルばらアニメをつまみ食いしておりました
CIMG8865
本書は、発売前のご案内通り、セル画止め絵
美術設定画の三本柱で構成されており
私的にはこの美術設定画に、ちょい萌えでありました



中に#29近衛連隊長室 という資料がありまして
オスカルさんが近衛での最後の閲兵式を終えた後の場面
こちらのお部屋ですね
#29
このね、差し出された剣を受け取れずにいるジェロさんやら
その手に有無を言わさず、ぱしっ と剣を託して
あっさり出ていくオスカルさんやら、その微妙さが
ちょっと美味しいトコロなんですが <深読み深読み
…いえ、それはまぁ置いといて、こちらの設定画はいいのですが

本書次の頁にも、連隊長室という設定画が載っていたのですが
そちらが、どうも辻褄が合わずに、おやおや?だったのですね。
思い当たる場面を少し辿ってみたら、断定は出来ませんが
どうも連隊長室ではなく、衛兵隊兵舎の隊長室ぽいのです。

とりあえず手近だった37話と見比べてみたら、出入口ドアと
窓、机、壁の額の位置関係は、この設定書通り。
ただし部屋角は見えず、隣室への扉も見当たらず。
という事で、たぶん隊長室?という程度ではあるのですが
そういえば全編通じて執務室って、あまり登場しませんでしたね。

もう一枚あった#34連隊長隣室(居間)も、同じ連隊長室からの
続きの間で、こちらは間取り図萌えでございました(笑)
アニメでは執務室に在席したシーンはあっても
その続きにある居間なんて登場した記憶がないんですよね~。
居間があったのか~と、ちょっとわくドキ

けれども結局34話では、残念ながらこの設定画らしき場面は
登場しなかったので、結局こちらも謎部屋のままでありました。
ブイエ将軍の執務室ばっかり出るんですもの~~。

こうして設定があるという事は、何がしかの物語があったわけで
それは一体どういったものだったのかな?などと勝手にわくわく
妄想の翼が羽ばたく時。。。
脚本変更とかでカットされちゃったんでしょうかネ?
もしくは設定はされたものの、単に使われなかっただけ?



それにしても今回こちらの本を見て、思った以上に
セル画が残っていた事に驚きでした。
放映終了後、10年20年どころではありませんのに
よく品質を保っていられましたね~どんな風に保管していたのかしら。

個人的に惜しかったのは、原画・動画がなかったこと。
これはまあ仕方ありませぬが。ぬぬぬ。
欲を言えば、あと姫野さんのエンディング一枚絵を原寸で見たかったな~と。

あとあと、ちょっとお高い価格設定なので、本当に欲しい人しか
買えないかもナ。とも思いました。
とか言う私、例の大型限定本は欲しくても高過ぎて買えませんでしたが(苦笑)
本文もカラーで紙質も良いのである程度は当然ですが
復刊ドットコムさん発行の書籍は、ベルばら本にかぎらず
全体が一般よりも高め設定なのですよね。
発行部数との関係とか、そういう事なのでしょうかね。。。?


ところで本の帯にあった推薦文ですが↓
『実はアニメは、セルと背景美術でできていたのです!昔はね』

・・・・・「実は」?

て、今はもう、デジタル以前のセル画のみのアニメを知らない方が
当たり前ということなのでしょうか?ひえぇぇぇ