基本、読書は図書館利用の自分ですが、あまりないジャンル本や
絶版本などを、時折古本で探したりすることがあります。
こちらはそんな古本探索中に出会った一冊。
CIMG9697

洋書、分厚い変形サイズ、表紙がコレ。
なのにお値段が千円をきってる!という、お得感があったので
いいかも~?と、ろくに内容を確認しないままジャケ買い致しました。
結果、私的大アタリ おおお

CIMG9699

1715年~1815年と表紙にあり、その百年モードを扱った本でした。
刺繍が美しいです~クラバットの繊細なレースが麗しいです~うっほほ~
ネットなどでも今では探せば見る事ができるかもしれませんが
写真でも絵でも文字でも、私にとっては印刷物の方が、画面よりも
視点が定まりやすく、落ち着いて堪能出来るのでした。「本」好きなのデス

CIMG9701

もっとも洋書ということで、またしても解説はフランス語でさっぱり読めず。
まあ基本、写真を眺められれば幸せなので、いいの いいの と
さくさく流し見していたら、なぜか見覚えのある衣装があるのです。
おまけに、ローマ字で日本人名や京都という文字までちらほらあり…?

手探りで調べてみたら、こちらの本、なんと今から約30年前
平成元年に京都国立近代美術館で開催された
華麗な革命―ロココと新古典の衣裳展 】 の図録海外版らしいのです。

見覚えがあったのも気のせいではありませんでした~。
こちらの衣装を所蔵している京都服飾文化研究財団
そちらの公式サイトにあるデジタルアーカイブスで
当図録に収録されている衣装を、既に見ていたからでした。あらまぁまぁ


この衣装展、当時の事はまったく知りませんが、もし再び開催されるとしたら
絶対行くでしょうね~。本物見たいで~す
この展覧会は好評を博し、海外でも反響を呼んだという記事もありました。


 参 考 
京都国立近代美術館  →過去の展覧会1989年
http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/1989/202.html

京都服飾文化研究財団
http://www.kci.or.jp/index.html
こちらの中にある「デジタルアーカイブス」で、一部衣装を見る事が出来ます。



私は知らず、海外発行版を購入してしまいましたが
衣装の名称等詳細もわかるという意味では、やはり日本語版の方がよいのかナ~。
でも自分にとってはこの辺の本は、嗜好品のようなものなので
高いと手が出せなくなるのですよね。贅沢品ポジションになっちゃうというか(笑)
・・・うん。資料を買ったわけではなく、楽しむための本なのだから
たとえ読めなくても、お手軽価格の海外版に出会えてよかったのよ。うんうん。
と我が身に言い聞かせてみる。)


因みに、元々の図録タイトルは『 華麗な革命-ロココと新古典の衣装展
フランス語解説だった海外版は『 La Mode en France 1715-1815 』 でした。

CIMG9704