”アサシン クリード ユニティ” からバスティーユ

「煙をタテにして はね橋を襲うのだ」
というオスカル隊長指揮による一連の攻撃場面を見て以来、なんとな~く
バスティーユの図面や詳細がわかるものがないか気にしておりました。
…ない事もなかったんですけど…絵画や版画はバスティーユ陥落の
"場面の絵"になってて細かい所はよく分からないんですよね
いやん
何の本で読んだか忘れましたが、バスティーユ陥落のあと、内部にあった
書類を破棄するために、周囲にめぐらした堀へざざっと放り込んで
投げ捨てたまではよかったものの、当時堀に水はなく、後から1枚1枚拾って
ほとんど回収されてしまったとかいう話がありました。
わざわざセーヌから水を引いていた堀で、雨量もなく
水の交換も進まない夏は、水が腐敗して臭かったのだそーです
実際のバスティーユは革命前、財政がひっ迫する王家にとっては
利用価値が低く、維持経費ばかりかかるお荷物だったようで、陥落後は
これ幸いと、喜んでさくさく解体してしまったのが実情だったご様子。
ベルばらではドラマティックに演出されていましたが、史実では
バスティーユ警備の傷痍軍人が「下がれ」と言ったのを民衆側が「入れ」と聞き
中に入った人が跳ね橋を下ろしたところ、銃撃が起こり負傷者発生。
「騙された」と民衆激おこ!!
という流れだったらしく。<諸説あり
この時の民衆は、手当たり次第に市中で襲撃・略奪をしたわけではなく
政治犯がいるはず!という思い込みで、バスティーユこそ攻撃しましたが
「あそこは凶悪犯がいる所だ…」と判る他の監獄は、襲撃しなかったそです。
凶悪犯を解き放ったら、今度は自分が危ないですもんね~(苦笑)
歴史的古城を読み解く
マルコム・ヒスロップ著 ガイアブックス
バスティーユの事が書いてないかな~?と手に取った中の1冊がこちら。
中世の城の基礎知識と各特徴について書かれた御本。面白かったです。
城門・窓射眼・衛生設備他、細かい部分の特徴が、イラストや断面図等も用いて
分かりやすく簡潔に書かれてあり、いろいろと目からウロコが落ち放題
例えば地下室にあたる部分が、地下牢なのか宝物庫なのか区別しにくい場合
トイレ設備があればそこは独房だとか。
あと数は少ないけれど、まるごと公衆トイレ型の塔があったり、小川の水で流せるよう
水洗トイレがあったりと、中世とはいえ考えられた建物もあったようです。すごー。

肝心のバスティーユそのものについての記事は、ほんのちょっとだけ。
具体的にひとつの古城について詳しく知りたい、というのには向きませんが
中世の古城のつくり全般について、広く知るのにはちょうどよいガイドブックでした。
お手軽コンパクトな造りのこちらの書籍、図書館で手に取るのも一興です

最後になっちゃいましたが、最初に貼り付けたバスティーユ画像は
アサシンクリードユニティというゲームのCG画像です。
18世紀、革命期のパリを舞台にしたゲームで、当時の街の様子を
細かく再現してありました。ノートルダムは制作に1年かかったとか。
※逆にゲーム的に重要でない要素、夫人系服飾は扱いがざっくりで
ルイ16世も富を貪るだけの愚かな王、として単純化されちゃってます。
自分としてはこのゲーム中で、街の散策だけしてみたいな~と思いましたが
暗殺ゲームらしいので、時代性と相まって人殺し場面山盛りのようです
まぁゲーム機も持っていませんし近付けませんネ。ざ~んね~ん
公式サイトこちら↓CG背景の紹介映像もあり
アサシン クリード ユニティ
http://www.ubisoft.co.jp/acu/movie/index.html
何本もある紹介映像のうち、一番最後の「E3 2014トレーラー」が
バスティーユ場面メイン。

「煙をタテにして はね橋を襲うのだ」
というオスカル隊長指揮による一連の攻撃場面を見て以来、なんとな~く
バスティーユの図面や詳細がわかるものがないか気にしておりました。
…ない事もなかったんですけど…絵画や版画はバスティーユ陥落の
"場面の絵"になってて細かい所はよく分からないんですよね

何の本で読んだか忘れましたが、バスティーユ陥落のあと、内部にあった
書類を破棄するために、周囲にめぐらした堀へざざっと放り込んで
投げ捨てたまではよかったものの、当時堀に水はなく、後から1枚1枚拾って
ほとんど回収されてしまったとかいう話がありました。
わざわざセーヌから水を引いていた堀で、雨量もなく
水の交換も進まない夏は、水が腐敗して臭かったのだそーです

追記
死者まで出して占領したバスティーユでしたが、収容されていたのはほんの数人
おまけに "この要塞では恐ろしい拷問が行われていた" と証明するような物もなく…
という状態であった事に不満が残った襲撃者(民衆側)が、陥落の数日後
八つあたり的に要塞内にあった犯罪記録の書類の山を、空堀に投げ捨てたとか

実際のバスティーユは革命前、財政がひっ迫する王家にとっては
利用価値が低く、維持経費ばかりかかるお荷物だったようで、陥落後は
これ幸いと、喜んでさくさく解体してしまったのが実情だったご様子。
ベルばらではドラマティックに演出されていましたが、史実では
バスティーユ警備の傷痍軍人が「下がれ」と言ったのを民衆側が「入れ」と聞き
中に入った人が跳ね橋を下ろしたところ、銃撃が起こり負傷者発生。
「騙された」と民衆激おこ!!

この時の民衆は、手当たり次第に市中で襲撃・略奪をしたわけではなく
政治犯がいるはず!という思い込みで、バスティーユこそ攻撃しましたが
「あそこは凶悪犯がいる所だ…」と判る他の監獄は、襲撃しなかったそです。
凶悪犯を解き放ったら、今度は自分が危ないですもんね~(苦笑)

マルコム・ヒスロップ著 ガイアブックス
バスティーユの事が書いてないかな~?と手に取った中の1冊がこちら。
中世の城の基礎知識と各特徴について書かれた御本。面白かったです。
城門・窓射眼・衛生設備他、細かい部分の特徴が、イラストや断面図等も用いて
分かりやすく簡潔に書かれてあり、いろいろと目からウロコが落ち放題

例えば地下室にあたる部分が、地下牢なのか宝物庫なのか区別しにくい場合
トイレ設備があればそこは独房だとか。
あと数は少ないけれど、まるごと公衆トイレ型の塔があったり、小川の水で流せるよう
水洗トイレがあったりと、中世とはいえ考えられた建物もあったようです。すごー。

肝心のバスティーユそのものについての記事は、ほんのちょっとだけ。
具体的にひとつの古城について詳しく知りたい、というのには向きませんが
中世の古城のつくり全般について、広く知るのにはちょうどよいガイドブックでした。
お手軽コンパクトな造りのこちらの書籍、図書館で手に取るのも一興です


最後になっちゃいましたが、最初に貼り付けたバスティーユ画像は
アサシンクリードユニティというゲームのCG画像です。
18世紀、革命期のパリを舞台にしたゲームで、当時の街の様子を
細かく再現してありました。ノートルダムは制作に1年かかったとか。
※逆にゲーム的に重要でない要素、夫人系服飾は扱いがざっくりで
ルイ16世も富を貪るだけの愚かな王、として単純化されちゃってます。
自分としてはこのゲーム中で、街の散策だけしてみたいな~と思いましたが
暗殺ゲームらしいので、時代性と相まって人殺し場面山盛りのようです

まぁゲーム機も持っていませんし近付けませんネ。ざ~んね~ん
公式サイトこちら↓CG背景の紹介映像もあり

http://www.ubisoft.co.jp/acu/movie/index.html
何本もある紹介映像のうち、一番最後の「E3 2014トレーラー」が
バスティーユ場面メイン。