このところ革命前の禁書に関する本を読んでいました。
ベルばらでは首飾り事件後、ジャンヌが回想録として売り出した
暴露(捏造)本が該当すると思いますが、統治者や宗教への批判、ほか
猥雑・中傷をメインとした悪書と評される書籍についての研究本。
わたしレベルの頭では理解しきれず、いったりきたり再読中です~ よみよみ


そもそも当時の庶民はどのくらい文字が読めていたのか?と思っていたら
オスカルさんが暮らした頃は教育改革も進み、昔と比べれば
倍以上に識字率が向上した頃であったようです。
(それでも現代とは比べ物になりませんが)

ただ識字率には地域差も大きかったらしく、南フランスのモンペリエでは
文化施設が整い都市として栄えていたおかげか、職人の子供たちが
大勢、学校へ通っていたそうで、それをハイクラスの住人は
「読み書き習うより農地を耕し技術を身につけろ」などと評していたと か
 ※当時のそういう記事パンフが残ってる
子供に教育を施す事への親世代の意識差が、識字率として表れた形でしょうかネ~。


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「すっげえ!」とアンドレさんの持つ本からハートがこぼれまくりですが
実際 "すっげえ"描写でした。この時代の悪書さんてば。

ジャンヌ本と同時代のベストセラー(禁書)が、一部抜粋ですが掲載されていて
何気に読んだら、ストレートに「やばい…」内容でした。
会社の休憩室で読む本としては覗き込まれたら ちょーヤバヤバひ~
いつも昼休みは読書タイムでしたが、速攻持ち帰りましたデ~ス。

革命前の禁書は、宗教や権力批判するのにも、下ネタを混ぜ込む傾向があったようで
誰彼区別なく興味を引き、よりたくさん売るための手段のひとつだったとか。
人間ていつの時代もホント、わかりやすい生き物なんですネ~