ベルばらアニメ、1979年本放送時の番組案内。
この頃、掲載していた雑誌によっては、編集者ではなく
番組製作サイドの人が、文を寄せているものもありました。

その中からひとつ。 
=アンドレ 
=ベルナール
という会話仕立ての一部を。(アニメージュ1980年9月号)


~前略~
 『ベルばら』のような歴史ものは時代考証がたいへんらしいね
 ああ、資料不足、時間不足でスタッフのみなさんフーフーいってる
~略~
 それはわるいナ。でもほんとうはわざと嘘やっちゃうこともあるんだって?
 そうそう。ジュー・ド・ポームはほんとうは室内競技場なんだけど屋外にしてあるし、
   3色旗(フランス国旗)もまだできていなかったのに市民が振っている

 演出効果をねらってるんだネ。ところで次回はキミがレポーターだって聞いたけど?
 だって、きみは38話で撃たれちまうからさ
 ガーン!!
 まあまあ、37話でキミはオスカルとヌードで抱き合えるんだ。がまんしな
 そりゃ、ないぜ
 ということで次回はジャーナリストのオレがすばらしいレポートを
 ひどい!これこそ大嘘だ!


製作さん、舞台裏を絡めた案内という感じ。
文章担当は、東京ムービー・ベルばらアニメ文芸担当の本間氏。
こちらは第37・38話放送予告ためのミニ記事。

この当時の情報収集としては、ネットなど欠片もないのは当然のこと、関連書も
今ほど発行されていない中、物語の細々した設定を固めるための資料入手は
現在よりもはるかに大変だったと思います。
それでも実写映画など、先に作られた作品の情報を活用できた分だけ
池田先生が孤軍奮闘、頑張っていた頃よりはマシなのかなぁ~


CIMG9571
なんちゃってジュ・ド・ポーム