待ってました。
お手頃な古書と出会えるのを
今まで、じ~~っと待っておりました

今まで、じ~~っと待っておりました



※注:絶版ではなく、今も新書販売中。私が古書を待ってただけデス

- 絵で見る上衣・軍帽・馬具・配色 - リュシアン・ルスロ著 マール社
それにしても、なぜナポレオン軍の軍服はあんなにきらびやかで
華麗なのでしょうか?
一つには、19世紀初めにはまだ小銃の性能が低く、敵の狙撃を恐れるよりも、
砲弾が立ちこめる戦場で敵味方がはっきり区別できる派手な軍服の方が
良かった、という理由があります。
~略~
そしてもう一つ、ナポレオンは国内の繊維・服飾産業を振興するために、
出来るだけ豪華な軍服を採用したという面もあります。

初期の日本陸軍の制服はフランス式で、その後、徐々にドイツ式に
流行は変わりますが、助骨式の軍服とか、正装の際に帯びる儀礼剣、
肩章の付け方などにフランス軍の影響が長く残ります。
~略~
有名なバッキンガム宮殿の英国近衛兵が被っている熊毛帽も、
もともとナポレオンの行程親衛擲弾兵の帽子を模倣したものです。
このように、最も華やかな制服文化が花開いたナポレオン軍の意匠が、
しっかりと今に受け継がれているわけです。

正規軍-参謀
本書は文字情報よりも、絵でみて理解できる体裁で
大きくは正規軍と皇帝親衛隊の章に区分。
お目当ての、オスカルさん軍服は~?と眺めていたら
正規軍・参謀の軍服が一番近そうな感じでございます 


参謀の軍服頁

中央のストレートな軍刀の方が・・・


服飾小物の詳細が載っているかと思えば、何かの挿絵のような
躍動感ある絵もあり、見ていて楽しいです

全てではありませんが、様々な角度からデザインを眺められるのは
珍しいポイントかも。
欲を言えば、この倍の大きさだと、もっとよかったかにゃ~

A5横長という変形版サイズ。
イラストの細かい部分がつぶれて見えないのが勿体ないです。
けど全編フルカラーなので、大きくしたらお高くなっちゃいますネ。