幻の地方打切り版ベルばら最終回
『燃えつきたバラの肖像』

utikiri

先頃Twitterで御紹介下さった方がいらっしゃいました。
ありがたや~
ありがたや~
お陰様で長年のモヤモヤが解消されました

肝心のお話は、めっちゃ端折って超駆け足。
近衛退職・ジェロさん求婚・毒殺心中未遂・父噴火…からの
告白ラブラブ・パリへ発つ、という展開。…うーん。
賞味20分そこそこの所へ、よくこれだけ詰め込みましたね。
ドレス姿は入る余地なし。

求婚と毒殺未遂は1セットになるエピソードなので
詰め込み解消に、ここをカットしても良かったのでは?
それでは盛り上がらないかしら。
いやいや。入ってても私的には盛り上がらなかったですじょ 絵が凄くてニャ

細かい部分は忘却の彼方でしたが、今回あらためて見てみて
想い出通りだったのは、作画が凄かったトコロですね。
部分的にはもはやギャグ…

打ち切り版製作は本編に携わっていない外注スタッフさん。
続行していた本編はちょうど首飾り事件の裁判終了頃だったので
物語後半の設定がまだ固まってないタイミングだったかなぁ?と想像。
放送済の初期設定に従い、未設定部分は原作デザインを拝借して
頑張って動かした感じがします。

オスカルさんの後半戦・青軍服、打ち切り版じゃない本編では
省略された裾飾りがこちらには入っていて、サッシュベルトもあり
一方のアンドレさんは衛兵隊エピソードがないため軍服姿なし。
ラストの止め絵、バスティーユを背景にブラウス姿とは…上着忘れたにょ?



さて、こうして数十年?ぶりに世に出てきてくれた打切り版最終回。
放送された昭和の当時は、家庭用ビデオもまだ一般的ではなかった時代。
この頃のアニメファンにとっては、作品とは一期一会。
基本、一度しか見る事の出来ない、それっきりの貴重品でした。
※TVアニメを放送後商品化するようになるのは、もっと後。

当時のアニメファンはTV画面をカメラで写すとか、カセットテープに
録音するのが精いっぱい。
アニメ雑誌が登場したのも、ちょうどベルばら放映前後のことでした。

なので雑誌にも未掲載、ビデオ等商品化もされていないこの打切り版は
大珍品!すんごい貴重品と思います! 凄いな~よく残ってたな~~

けれどこちら、単独での商品化は難易度高いだろうな…とも思います。
なんか一種、黒歴史的ポジションだし(苦笑)
それでも出来る事なら何らかの形で残して欲しいですねー!
「音声部分」を。
音声はオリジナルキャストだったはずなので、田島さん演じてるはず。
内容はかなり原作寄りでしょうけど、その演技が形として残らないのは
惜しいな~と。めっちゃ惜しいな~と思いまする <未練…





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