アニメ大国の神様たち 
時代を築いたアニメ人インタビューズ
三沢典丈・著   イースト・プレス


2005年から2008年まで新聞に連載されていた
インタビュー記事を再編集された御本。 
たくさん収録されているけど短文なのがやや残念。
元が新聞記事なので文字数制限のせい?仕方ありませんが。
記録として残るのは貴重なので書籍化されて良かったデス

本書中、出崎統監督の項から一節

オスカルの目線ではなく、自分たちと同じような平民出身の
アンドレの目で見ようと思ったのです。
アンドレの必死な姿に、貴族出身のオスカルが惹かれていくはずだと…。
歴史上もそうなったけど、僕にはまず人間として、貧しいもの
弱いものを切り捨てていいのかという思いがあった。
革命に翻弄され、流されながら夢を見る二枚の葉っぱとして
アンドレとオスカルを描きたかった。


以上が、ベルばらについての言及箇所。
そうですかそうですか~~ ほほぅ
雑誌Director’s Magazine と同じ時期のインタビューかしら。
ちょっと表現は違うけど、同じことを言われてますネ。

アンドレの目で…というのはアリ寄りのアリと思いますが
必死な姿に惹かれて…という部分は、それはちゃうやろ
と思ってしまいますのよ~~私的には。
これって原作漫画からの解釈が自分の中にあるからかもしれない。

監督の言う“アンドレの必死な姿”というのは、成人後の事と
思っていたけど(監督が制作に加わったのが後半部分なので)
そうではなく、もしや幼少からの事を言っていたのかしら…どっち??


kami