王たちの物語 - 太陽王の宮殿ベルサイユ -

ルイ14世メインの番組。
バレエダンサーだった小林十市氏がナビゲーター。
2004年制作の番組を再放送にて拝見デス。
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ベルサイユ宮、大使の階段を上り各間を通り抜け鏡の間へ。
鏡の間から隠し扉を入り、王の寝室へ。
寝室は宮殿の中心部、朝日射す東向き。
窓を開けると、下は大理石の中庭。

歩いてる中、床がギシギシしなる音が入っていて新鮮。
こういうの臨場感あって好き!
今の番組は綺麗に仕立てるから
雑音とみなして消しちゃうんでしょうねつまんなーい
寄木細工の床、手が込んでいて素敵。

外に出てルイ14世の庭園鑑賞法に従い歩き始めると
はじめにくるのがラトナの泉水。
なんだか汚れがすごい……改修前ってこうだったのネ。

百階段を降りた先にある迷路が見当たらない…と探したら
ルイ16世の時代に撤去され、王妃の木立に変わったとか。
惜し~ ↓■黄色=宮殿 ●ピンク=迷路があったところ
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王子の情操教育用に作られたという迷路。
イソップ童話の世界を表現した39の噴水があったそう。
残ってたらよかったのになぁ。

「わぉ…ここは」歩き疲れつつある小林ナビさんが
思わず声を漏らしたのが”アポロンの水浴”。人工の岩穴。
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ベルばら実写映画で、オスカルさんの手の甲に
フェルゼン伯が、ちゅする場面の所。
それ見てアンドレたんは逃げてくのよねーぐふふ


この番組で私的に一番ウケたのは
バロックダンスの舞踏記譜法(R.A.フイエ著)に触れたところ。
音楽を楽譜で表すように、踊りを記号で書き表したもの。
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「これがつま先で…くるぶしで、踵ですね」
現在のバレエのポジションの基本が書かれていた古書。
すんなり記号を読み解けちゃうの、さすが本職
その基本を実演。
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「両方の足で跳べってなってるんで」
「この音でこう動く…みたいな感じ…」「複雑です」
バロックバレエの舞踏譜。足さばきと位置関係
ルイ14世は踊る王。
だからこの人がナビに選ばれたのねとここで納得。
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研究家の方が舞踏譜から再現させた踊り。
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舞踏会の踊り。宮廷バレエの原型。
社交ダンスのルーツでもあるのだとか。
ここから踊りを見せる形のバレエに発展したということで
あらま 成り立ちは逆と思ってましたよん。

王と王妃が踊り、その後身分の高いものから踊っていった。
当時パリにはバレエの教室が300以上あった。。。
わ~これ楽しそう。
今ならもっと研究が進んでるんじゃないかしら。
バロックバレエの番組あったら見てみたいな~