2015年11月

《 第30話   お前は光 俺は影  》  つづき




そして堪らなくなって貴方の父上に申し上げました。貴方をくださいと

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ボコボコアンドレをひとり残し、帰路につくオスカルさん。
そこに「送らせてください」とジェローデル。
・・・タイミング悪過ぎですねぇ。あらあら

俯き加減で押し黙る彼女に、滔々と胸の内を語るジェローデル。
背後では風に吹かれるまま、風車が軋んだ音をたてて回っていますが
オスカルさんの心に、何ら響かないまま空回りしている彼の言葉を表しているようで
「監督、あんまりジェロさんをいじめないでください」な気分になります。
なんだか報われなさをダメ押しされてるみたい・・・

この頃のオスカルさんも、ごっつー可哀想に見えるんですよ。
友人フェルゼンとは絶縁し、幼馴染アンドレとは距離を置き
古馴染み部下ジェローデルには、いきなり女として求められ。
これまでいた、ごく普通の他愛もない会話を出来る相手が
公私にわたり、どこにもいなくなってしまっている。
周りは周りで、彼女が望むものとはかけ離れたものを与えようとするばかり。

そこへ更に事件発生 ジャルジェ将軍銃撃さる。
今回は、やたらアクシデント多発ですね。




ありがとう。アンドレ

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動揺しまくりで駆けつけたオスカルさん。大丈夫と判った途端泣き崩れましたが
このハンカチを渡された場面で、アンドレと元の距離感に戻れたように感じました。
個人的には今回唯一、ほろっと気分になれたトコロ

それにしても、彼女は家族への愛情も深い人ですネ。
軍服を拒否した子供の頃を思えば、随分内面も大人になったなぁ。
ジェローデルが気に入らなければ他を探そう、とかピントのずれた事を言う父上だけど
自分を思ってくれている気持ちは伝わるので…やはり大切に思い、愛しています。




明日の舞踏会、ちゃんとオスカルの供をしてくれよ

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けが人相手では真っ向から拒絶も出来ない難しいところ・・・。
声をかけられたアンドレを振り返ります。
お前はどう思っているのだ?とでもいうかのように、ひたりと見据え。

瞬間、感情が露わになりかけるも
・・・かしこまりました」と眼を伏せて返答するアンドレ。
ごく短いですが、この間のふたりの無言のコンタクトが好きです



だんなさまと御約束をした。おまえの供をすると

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複雑な胸中のアンドレさんに
そう簡単に私は嫁にはいかん」と、はっきり告げるオスカルさん。
ふ、と口の端で笑みを吐く、この表情をアンドレにみせたいなぁ。

自分に対する想いはわかっている。
今の自分は、それに応えることなどできないけれど
アンドレの揺れる心の一端を軽くする事は出来る。

このまま生きていくつもりだと告げ、ありのまま
今のアンドレをも受け入れたような変化を感じます。
まずは一歩前進かしら




ラスト。父上がひとり語りをしているような場面。
この丁寧な口調からすると、ジェロさん以外にも誰かいますよね。
ブイエさんが直接様子を告げに来るわけないけど目上っぽい。
誰なんだ~仲人候補だったのは!? <うそうそ。仲人ちゃいます 








今週のBS 《 第30話   お前は光 俺は影  》



オスカルさん問題山積の回。ささ片付けに参りましょう。

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冒頭は前回ラストからの続き。
お嬢様に結婚話がと、ばあやは声に嬉しさがにじみ出ていましたが
オスカルさんにとってはまさに青天の霹靂。
男として生きる!と決めた途端に、この展開。
今までのことを思えば、そりゃ腹立ちますわナ。
笑い飛ばしていましたが声音が怖いです~~じわじわ怒ってぅ~~~

数日後「今夜お伺したいのですが御都合は?」と
尋ねてきたジェローデルさんにも
戻りません」と、けんもほろろなこの態度。
ホントにオスカルさんてば直球勝負な性格ですねぷぷぷ
そこがいいんですけど

一方、この分かりやすい冷淡さにもジェローデルさんは動じません。
流石じゃ!
だてに長年、副官やってませんね~~よしよしよし
この程度を気にするようでは、そもそも求婚なんて出来ませんもんネ。
ただ、この段階で既に「私のオスカル・フランソワ」扱いしている
その甘さが微妙に心配でしてよ?びくとるさん?




波風の少ない近衛などより、よほど面白い

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夜勤明けのオスカルさん。帰宅早々、父上の呼び出し。
職場では問題山積。プライベートでも気持ちの休まる暇もなく。

やりがいありますよ、なんて余裕をみせますが、指示拒否されたりして
上手くいってないでしょ~が~~。
ここ、表情が綺麗な分だけ余計可哀想になりますナ。
あんなに鬱屈した様子で帰宅したら、父上にも苦労がバレバレですって。




女として傷ついたのならば女として幸せになって欲しい、逃げ出してはいかんよ

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たまに父上、まともな事を言う。・・・けど遅いですよーん。
こんな事は、いまさら言えた事ではないが」て、その通りなんですけど。

辛い事もあったけれど男として育てられたおかげで
何もかも忘れ、強く生きる事が私には出来る」などと、ほろっと告白していましたけど
ねぇねぇオスカルさん、それ逆じゃないですか?
男として育てられたからこそ、燃える恋が辛い恋になってしまったのでは?

それにしても父上様は、このような状況にならなければ、そもそもオスカルさんを
一生ひとりぼっちのままにしておくつもりだったのでしょうか?
後継ぎはオスカル。は、いいとして、では伴侶は?
結婚させるつもりだったとしたら、この時代、30代なってからでは遅いでしょう。
・・・・・うーん。謎。




なにしろこいつは、あんたに命懸けだ

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営舎ではアンドレボコボコ事件発生。
こ…これ、痛すぎて私、直視できないんです。ひぇぇ……無理無理無理
アランもフォローにくるならもっと早く来なさいよ~(泣)

私、アランは好きなんです。原作もこちらも。
こちらのアランは、仕事それなりにこなして、人間関係も調節できる
職場にひとり欲しいタイプかな。あにき~
そういえばアニメ版アランも、ちゃんと貴族名でしたね。
いかにも「俺たち平民」みたいな態度してるけど。





長くなりそうなので、まずはココまで 








今週のBS 《 第29話 歩き始めた人形 》
・・・しまった。UP遅れたので先週でした>18日放送


オスカルさん転職の巻。はじまりはじまり~

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まずは暴走アンドレ収拾編から。
回廊の先で待つアンドレの元へオスカルさんが歩み寄る場面。
明滅する演出が不安感を煽って印象的。
最初に見た時、ドキっとしちゃいました。

前回やらかしたアンドレさん。
このお迎えまで、ずっと避けられていた御様子で
感情を押し殺し、すんごい他人行儀な受け答え。
・・・と思ったらオスカルさんも眼が死んでます うおおっ



この間のこと、私は別に怒ってはいない。だが記憶にも留めない

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アンドレにとっては最悪ですにゃ。
確かに怒ってはいないのでしょうけれど、なにもかも
無かった事にされたんですから。告白が…………ぁぁぁ。

けどオスカルさんも淡々としているようですが、語尾が震え加減です。
いまだ眼を合わせては話せないくらい引きずっているようなので…
しょうがないデスね。そんだけの事しちゃったんだから。






さて、いよいよ終盤戦。衛兵隊編突入です~
いきなり画面が男臭くなりました。 うぷぷ

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ちょい前から、衛兵隊諸君がぽつぽつ登場していましたが
彼らが現れるとてき面、画面がむさ苦しくなりますね。
いまどきの大画面にドドーンと顔のアップが登場すると
なかなかキツイものがございます。なんだか我慢大会のような
兵舎でアンドレさんが、一人ぽつんと混じってるあたりなど
一服の清涼剤的効果があるような?(笑)



どんな事があろうが、おまえに何と思われようが、お前を守れるのは俺だけだ

よし!よく言った
供はするなと言ったはずだ」と詰め寄られたアンドレさん。
今度は正面切って応じています。ここにきて腹を据えましたネ。
今回の副題《歩き始めた人形》は、オスカルさんの事を指しているのでしょうが
アンドレもまたひとり、歩き始めたな。と感じます。

この場面最後の「勝手にしろ」というオスカルさんの呟きも好き
ちょっとBGMが大きくて判りにくいのですが「勝手に」の、ひと呼吸前
ふっと大きなため息のような息遣いが入ってるんですよ。
あぁ勿体ない!田島さんの芝居が消されてる~ 
BGMもう少し控えめでもよかったのにナ~。

因みに、この溜息の理由。
①アンドレへの抗議が通じなかった怒りの残滓
②二人きりで対峙する事に負けないよう息をつめていた
さーどっちでしょー?

因みに理由次第で、オスカルさんの様子が違って見えますの。
①なら、前のめりになってる事に。
②なら、腰が引けている事に。
なーんて勝手な事言ってますが、まぁわかんないですね。
もっと違う解釈もあるだろうし



理由を言え」「女の隊長の命令はうけたくないそうだ

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今回のオスカルさん、とにかく基本、怒ってマス。キリキリぷんすか
でもそれがまたカッコよくて惚れ直します
ナイフを胸毛男のバックルに、ざっくり突き刺したり
荒っぽいのは嫌いじゃない」と口の端をつりあげてみせたり。
これに対して「へぇ」とアランが斜に返す辺り
この丁々発止な雰囲気も、結構好きだったりします。
もうちょっとむさ苦しくなければねぇ…宿舎ってばまるで山賊のアジト…(苦笑)



あなたの笑顔をひとめ見、それで今宵は満足でございます

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ひさーしぶりに登場のジェローデルさんってば、やはりキザ男さん
ぷんすかオスカルさんも、意外な人の登場に
どうした急に 」と、ほろほろ笑みを浮かべていましたが・・・うん。
まぁ以下次号。ですね。ほほほ。





















遊んでみました





オスカル。もしも初めて出会った時から君が、女性だと判っていたら
何も言うなフェルゼン。私に、何も言ってはいけない…

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・・・・・からの、ぽて。

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フェルゼンさん貧血です。

うそうそ。
あんよが小さいので、直立不動が大変なのデス。

んじゃ次に、アップでアンドレさんの無理ちゅーを





はなせ、アンドレ

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・・・うむ。
可愛ゆいだけで緊迫感出ませ~ん。

オスカルたん、どうやっても可愛いもんナ でへ←行きつくところはいつもココ










《 第28話 アンドレ 青いレモン 》 つづき
 

偏った見方をしている私にとっては『 オスカル受難の回 』ですが
王妃さまも云うに及ばず、母親として我が子の苦しみを
見守る事しか出来ないというのは、どうしようもなく辛いもので
今回はほんとに誰一人幸せな人がいませんねぇ


手伝おうか?オスカル」「いや…いい…
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ひとり、散乱したガラス片を手にするオスカルさん。
割れたグラスは壊れてしまったフェルゼンとの関係。   
ガラス片をひとつずつ拾いあげるのは、粉々になった心を   
元に戻すのも自分自身しかないのだという暗示でしょうか。
いつもならしないでしょ、涙目でお片付けだなんて…

この後もそうですが、今回はアンドレさんが繊細な表情変化を
結構な場面みせていますね。すごく細かくて追い切れません


わたしは、近衛を辞める
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今までならオスカルさんが辛い時は、少しでもそれが軽くなるよう
幼馴染君が、それとなく励ましや優しさを与える事もできましたが
今回ばかりは、アンドレ自身も不安を抱え、手の施しようもありません。

女として辛いなら女を捨ててしまえ~というのは
短絡的過ぎましてよオスカルさん
そして衛兵隊移動に繋がって行くわけですが、これってどうなのかな。
アンドレさんが悶々と呟いていたとおりなのかしら。

フェルゼンへの想いを断ち切る、辛さを振り切るため何かに没頭したい。
けれど長年従事し手慣れた近衛では、今さら無我夢中になれるような
任務も無い事は分かっている。
という事で、新しい仕事(環境)が欲しい=転属願い。かな?と自分は思ってました。
集中できるものがあると、それ以外の雑事を忘れていられるんですよね。
忙しすぎると余計な事を考える余裕もなくなる、という事でもあり。

それにしてもレモン以前は、こんな動きはなかったので
やはり本人にバレてしまったのが決定打だったのでしょうか。   
もう友人としてそばにいる事も出来なくなった、完全な「お別れ」。

そして後半は、アンドレさん大暴走へ。


紅く咲いても白く咲いても、薔薇は薔薇だ
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なにより、おまえの姿をみる事が出来なくなるのが辛い
と、ひとり不安に苛まれているアンドレに
もう私の供はしなくてもよい」=傍で見守らなくていい、と
言っちゃったのがスイッチでしたね。
それまではオスカルのピアノに耳を傾け、お茶を手をするのを見届けて
じゃあ、おやすみ」と穏やかに退室しようとしていたのに…。

女は所詮女だということか
なーんて、そんな事アンドレが言うわけがないと、今迄のオスカルさんなら
判っているはずなのに、返事も待てずに平手打ちする辺り
彼女も内心相当テンパっていたのでしょうか。
二人とも、いっぱいいっぱいなタイミングだったように見えまス


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そして、よくもうちの大事な娘に手ぇだしやがったな!? の巻。
震えながら泣くなんて、後にも先にもこの時だけじゃーい!!
もうね~この世で一番安全なはずの自分の部屋で
この世で一番信頼している人間が豹変したんですよ。あり得んでしょ普通!?
あ、どうでもいい事ですが、私こんな大きな娘はいませんので<念の為



というトコロで、ぼやぼやしてたら翌放送日になってしまったのでまた後日 















今週のBS 《 第28話 アンドレ 青いレモン 》


ついにレモン回まで来てしまいました。れもん・・・
今回は完全にイメージ先行のタイトル付けですね。
どの辺狙って付けたんでしょ。
当時の原作&宝塚ファン世代の人なら、本編を見る前でも
意味の通じるタイトルだったのかしら?


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前半メインは、フェルゼン&オスカル決別の場面。

・・・・・それにしても。
どうもフェルゼンさんは、王妃様関連で辛くなるジャルジェ家を訪ねる
という習性があるようですね。
いつもなら気晴らしに付き合ってもらえるのでしょうけれど
今日のオスカルさんは、挙動不審でろくに眼を合わせてくれず。


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会話でも友人モードと乙女モードが錯綜するのか、どこかぎこちなく
これでは「まさか」の疑惑が「やはり」に変わっても仕方ありませんです。
自分で墓穴掘っちゃってますよーん



「この世に愛はふたつある。喜びの愛と、そして苦しみの愛だ」

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ここ一連の台詞を初めて聞いた時、なんて上手い脚本なんだ!と思いました。
これ、今のアニメで言わせたら、場合によっては陳腐に聞こえかねませんでしょ?
ベルばらでは今までずっと三者三様(四人)の紆余曲折の積み重ねを見てきているので
言葉通り(それ以上)の重みと裏付けがあって、説得力半端ないことこの上なし


子供時代は地方打切り組だったので、この辺りはまったく見ていなかったのですが
アニメ版を大人になって初めて見た時、実はこの28話で涙しました。
なんというか…感動したんです。オスカルさんの言葉に。
感動というより……どうかな………共鳴に近いかも…


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―――神よ…フェルゼンにご加護を。そしていつか、喜びの愛を彼に御与え下さい

大人になって初めて聞いた時、私、この言葉に魂を鷲掴みにされました。
もしかしたら、アニメのオスカルさんにベタ惚れなのは、この一言のせいかもしれません。

だってね、愛している人とお別れした直後なんですよ。
それなのに「幸福をもたらす愛をこの人へ」などと願えるとは。
その幸福は自分ではない、他の女性から…という事になるのにですよ?
(たぶんそこまでは考えていないでしょうけど)
嫌いで別れたわけではないので、その人に幸福になってほしい気持ちは
凄くよく判ります。けれど、直後に祈るような事はなかなか…なかなか

自分の苦しみ悲しみは、かまわず放っておいて、ストレートに
ただ、ただ、相手の幸福を願うなんて、そうそうできませんでしょう。

この人の愛情は、本当に打算がないんですね。
そこだなぁ…私がこの人を大好きな理由。
いや、生き方そのものに打算がなくて、時として不器用に見えちゃう事さえありますが。



この時のオスカルさんは、フェルゼンを本気で愛していたとしか思えないのです。
とか言っちゃうと、アンドレファンさんには睨まれそうですが
そうでなければ、あんなに苦しむ事なんてありませんもの。

そして、この時の経験があるからこそ、その後、巡ってくる数々の出来事から
揺るぎないアンドレの愛情や自分の心の深淵に気づいていくのではないでしょうか。
経験の積み重ねがあってこそ、よりハッキリと見えてくるものも確かにありますから。







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 今、必要なものは何だと思う?
 ・・・・・芋か?







今週のBS 《 第27話  たとえ光を失うとも… 》

冒頭から痛々しい場面ですが、この27話、絵的には
めっちゃめちゃ麗しい所が多いですよね。二人とも別嬪しゃん
けど、だんだんちゃらけた事も言えない展開になってきました。む~ん

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「新しい時代の為には、一時間の演説よりも一丁の銃を必要とする」

輸送中の銃を強奪する黒い騎士一団。
このエピソードはアニメのみですが、ベルナールって
原作でもこういう部分、みせてましたっけ?
アニメではちょうどサンジェストと逆パターンの位置付けですね。

実力行使から暴力を伴わない言動へと移行するベルナール。
一見従っているようで、より過激な暴力へと走ったサンジェスト。
性格や思考方向の違いもあるでしょうが、ベルナールにとっては
オスカル(&アンドレやロザリー)と出会った影響もあったのだと思いたいなぁ


「今度なめたまねをしてみろ、おまえの左目に鉛弾をぶちこんでやる」

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「アンドレの眼をやったのはおまえだ!」と、ちょちょギレるオスカルさん。
この怒ってる声…らぶ ですの。うふ
他にも声を張り上げている場面はありますが、単なる掛け声ではなく
こういった激情を伴う場面の田島さんはピカイチだと思います~!
怒鳴っても上品で艶のある声。おすてき



「我々には何もできないが、彼ならば民衆の為に何かをする。きっとこれからも」

ba

「自分」ではなく「我々」と、自然に括るアンドレに、ほろり
けれども、アンドレとオスカルの目線の違いが露わになるこの場面。
個人的にちょっと辛かったりします。
元々別人格の他人同士ですから当然の事ですが、この二人に限っては
今までこんなブレはなかったのに、などと(勝手に)思ってしまうのでス。
意見の相違とか、どちらが正しいとかそんな事ではなくて。
 
「…貴族に雇われているということを、時々忘れてしまう」
以前なら、こんな言い方は絶対しないでしょう?
呟きのようなこの台詞が個人的凹の素だナ…。
それだけ失明のショックはあったとも思うのです。直後ですもん。
まだ何も失っちゃいない」なんて強がってもさ~~あああ。
アンドレから明るさが消えちゃう…


「おまえの片眼を奪った男を許すというのか」
・・・オスカルさんに一票。
アンドレごめんちょ。大事な人を傷つけられたら、やっぱり自分も
報復する方向に気持ちが動くと思いまする。

アンドレの”ベルナールなら民衆の為に何かをしてくれる”と評価する発言は
今までの流れの表面だけみていると、やや唐突ですが
今回ジャルジェ家での療養中に(描かれなかったけれど、その実)
結構接点があり会話もあったのではないかな~と推測します。

ベルナールの思考の一端に触れ、アンドレも「この男ならもっと他の方向にも
行動を起こせるのでないか」と期待を持ったのではないかと。
短い間でも深い交流が出来たからこそ、再会した時に「アンドレじゃないか」と
ベルナールの方も、すぐに気づく事が出来たのだと思うのです。



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隻眼の男全開アップせっかくなので貼っときまひょ。…ん?ブルーアイ??


これからどんどこシリアス路線まっしぐらに濃くなっていく展開ですが
アンドレの大らかさが、今まで深刻さを緩和していた部分ありましたよね。
穏やかな一言とか、何気に笑い飛ばしてくれるようなトコロ。
その中和作用がなくなる分だけ、どんどん物語が重くなっていく気もします。
…あ。この人自身が煮詰まっていく時でもありましたか ぐつぐつぐつ…








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