2016年01月

BSアニメ、残すところ、あと二話となりました。
今週放送分は録画したまま、まだ見ておりませんです。
絶対泣かされるのがわかっているので、休日迄お預け中。

ブログ前々回の《つづき》は、いつも以上に
かーなーりー御見苦しくて失礼致しました

今回の再放送は、ブログに書いているという事もあり
真正面から真剣勝負のように見ていたら、案の定
すっかりベルばら世界に飲み込まれてしまい……。
そう。
ぼいぼい泣いて日常生活に支障が出てしまうので(DVD等も)
今まで終盤は、あまり見ないようにしていたくらいだったのデス。
年齢を重ねるほど、涙もろくなるというのもホントだと思います いやん


オスカルさんを見て泣き、アンドレさんの話を聞いて泣きでしたが
実は私、オスカルさんと同じ事、した事がありました。
両手にぎにぎ

いえ、私じゃなくてもした事あると思うんですけど、とある作家さんの
サイン会で、通常片手で握手するところを、両手で包み込んだのです。
書いてくれてありがとう、という感謝を伝えたかったので。

作家さんは大量の握手をする事になるので、力は入れずに。
そしたら相手の作家さんも「おや?」と気持ちが動いたのが判りました。
これとはちょっと違うけれど、選挙シーズンの立候補者も
両手で握手しますでしょう?
両手握りは、絶対、特別感があると思うんですよね。
アンドレくん。もっと喜びたまえ。<いや、そういう問題ではなく・・・

でもって、お嫁たんに欲しーとか書いていたら、友aさんから
君はオトコか?と早々につっこみメールが入りました。
うーん。
オスカルさんが乙女モードになると、おとこスイッチが入るのかも自分。
我ながら怖いわ~~普通の人に戻れなくなる~~~
あ、でももう既に、普通がどの辺なのか判らないかも・・・・・つける薬なし。


オスカルさんてば、乙女ちゃんが入ると話言葉が揺らぐ気がします。
以前から思っていましたが、この度は、もちろん対アンドレさん。
あと女の子モードではないけれど、37話ではラソンヌ先生や
ダグー大佐との会話もそうだったかな。

彼女のポジションからすると、両者は格下になりますし
軍務では、普通にさばけた口調なのですが、私的な事では
話し言葉にちょっとだけ丁寧さが入ってくるんですよね。
たぶん彼女の性格からくるものかと。


今回のBS版は、ラスト姫野さんイラストの美しさと、エンディング後の
各話ポイント場面のカット2点も、地味に楽しみにしておりました。
作画が乱調の回は「選ぶの苦労してるのネ」と心の中で労い
 ↑自分もブログに貼るトコ苦労してるので(笑)
また他には「ここを選ぶとは…絶対スタッフにファンいるな
と思える回もあったりしたのですが、果たして真相はいかに?


 ラストスパートがんばれ
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(おすかるさんはがんばらないでください・・・)




《 第37話  熱き誓いの夜に  》 ほたる


館へ戻り、肖像画が出来上がったかと思ったら
あっという間に進撃命令が伝達されて休む暇なし。

せっかく連れ帰ったアンドレさんを、これからどうするか
考える暇もありませんでしたね オスカルさん



よくも今まで、私を騙し続けていたな
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おまえに万が一の事があってはいけない

あ、バレてた。と立ち止まり真顔になるアンドレさん。
以前、オスカルさんは自らの自立のために、同道の解消を
指示をしましたが、今回は彼の安全を思っての懇願。


今迄もそうだったが、これからもそうだ。俺はいつもお前と共に在る
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自分はおまえと共に在ることだけが大切なのだと
あらためて告げるアンドレさん。

うん知ってます。オスカルさんは充分判ってるんです。
その想いの根元にあるのが無尽の愛情だという事も。
それでも君の命が大切だから「おまえを、ばあやへ返す」と
言わずにはいられなかったんです。



私はかつてフェルゼンを愛した。
  お前に愛されているのを知りながらもフェルゼンを愛した

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そんな私でも、なお…愛してくれるのか?

わかってはいるけれど、あえて問う。
今更…という思いでもあるのか、最後までためらい揺れます。
原作とアニメでは、性格の違うオスカルさんですが
この辺の念の押しよう、同じにみえませんか?ふふ

フェルゼンさんと決別した頃のこと。
その後も、しばらく苦しんでいましたでしょう。

アンドレさんが暴発して告白に至った時は、驚きで手いっぱい。
想像もしていなかった彼の気持ちに、応える事など不可能で。
更に自分の中にはまだ、理屈では割り切れない情が残っていて
それらの感情を、綺麗にクリアできていなかった事を
こんなふうに表現したのかしら。

結果、今の今まで待たせる事になってしまいましたものね。
彼女にとっては、唯一の不安要素だったのかな


すべてを。命あるかぎり
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愛しています私も・・・心から

乙女モードのオスカルさん発現

あ~姫野さんの描くオスカルさんは、どーしてこんなに愛らしいんでしょ
お嫁たんに欲しくなっちゃうわー

アニメのオスカルさんて、微妙に言葉使いが変化する人ですよね。
フェルゼンさんとのお別れ時も、乙女ちゃんが混ざっていたかと思います。


そしてアンドレさん。
最愛のオスカルさんからの告白

・・・にも動じない様子が、なんだかもう仙人並でした。

実際ね、失明したらどんなに頑張っても、今の状況では
オスカルさんの傍に居る事は出来なくなりますでしょ。

視力減退は本人が一番自覚している事だから
その不安に押し潰されず、周囲に気を配り平静を装う
その毎日のストレスたるや、どれ程のものなのか
私などではまったく想像がつきませんです。

自ら選んだ道とはいえ、その圧倒的な精神的負荷に屈せず
ついにオスカルさんの心を獲得した男。
・・・・・うん。やっぱり仙人なのかも

それにしても「すべてを」と
今までの紆余曲折の歩み、想いをまるごと肯定されたら
オスカルさんも胸いっぱいで、もう何にも言えませんねぇ。



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成就。
オスカルさんおめでと~ございます
アンドレさんもおめでと~ございます







蛇足:

それでもあえて、ここで注文をつけたい。
監督です。
コンテ切ってた監督~~~

この場面、もちろんイメージでしょうけれども
それならそれで脚はいらなかったと思います。theなまあし

せっかく蛍飛ばして、綺麗に綺麗にまとめてくれていますが
一生懸命、姫野さんが髪をのばしてお尻を隠してくれようとも(笑)
脚があると、どうしても生々しさが滲むんですよ。

だから美しくまとめようと思ったら腰から下なし。
上半身だけで充分意図は伝わったと思うのです。

こういうのって男女の感覚差なのかしら。
ここだけ姫野さんがコンテ切ればよかったのに~
無茶苦茶言ってます
そうすれば、お茶の間が凍りつく事もなかったでしょ。 <たぶん無理









《 第37話  熱き誓いの夜に  》 つづき


「なんだ、あいつ…人を呼びつけておいて居ないなんて」

試されている事に気付かず、ぼやいてしまうアンドレさん。
左側視野が欠けているのは仕方ないけれど、右眼についても
ごく狭く、正面しか見えなくなっていたんですね。あぶない…


「供をして欲しい。たまにはな」
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留守を取り繕い、アンドレと共に館へ帰ろうとするオスカルさん。
・・・・・涙腺決壊
す、すみません。こんなトコで泣いてるの自分だけかもしれませんが
彼女が、あまりにも不器用に一生懸命で、つい泣けちゃうんです うううう

視覚がダメなら他の手段で伝えるしかない。
近く寄り添い、声をかけ、肌に温もりを伝えて触覚に訴える。

両手で、ほわっと優しく包み込むように彼に触れるなんて
今まで一回もした事ないでしょーがオスカルさんっ。
なんて、ぶきちょさんなんだ~~~~~!! (号泣)

握られたアンドレも、さすがに驚いて一瞬困惑。
「ひとりでは物騒だから」と理由を付け足し、笑ってごまごま。
これでも、その場で出来るベストを尽くしてるんですよね。彼女としては。
少々惑うも、頼られた彼氏さんは願い通り、そのまま供をして帰る事に。

ひたむきなオスカルさん・・・実際、ここは短い場面ですけれど
とにかくアンドレをひとり置いておけない、一緒に連れて行かなくては
と動く、その懸命さが切ないです…うびうび



「素晴らしい絵だ。
 お前の優しさ、気高さ、そして喜びまでも全てが表現されている」

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アンドレさんが見たい見たい、見よう見ようとするあまり、存在しない冠が
見えてしまった所などは、緑内障の補完性に近いもの、と思っていました。

大雑把にいうと、見えない部分を脳が勝手に手持ちの情報で作り補ってしまう事。
だから彼にとっては嘘偽りなく、そのように本当に見えている現実という事に。
もちろんアンドレさんは緑内障ではありませんし、そんな設定も一切ありません。

けど、この 〈脳内にあらかじめある情報〉 というのが曲者で
それを意識して眺めていると、肖像画を見上げながらアンドレが
「優しさ、気高さ…」と言い現わしている ”オスカル” が、彼の心の中には
もうずっと長いこと棲んでいるんだな。と判り・・・泣けてきます   またしても…

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「忘れないよ俺は。この絵に描かれた、お前の美しさを。決して忘れない」

眼の状態がバレている事は、まだ知らないハズなんですが
アンドレの、この言葉。背後の彼女に向かって
「見えなくなっても俺はお前の事、お前の美しさは、ずっと覚えているから」
と伝えているようにも聞こえませんか?
「ありがとう」て、オスカルさん泣けて当然ですよう。

・・・そう。アンドレたんめ。
ここの肖像画場面については、最初から最後まで
絵にかこつけて、告白大全開モードなんですヨ!
んも~~ぐだぐだです私 
よもや、この男に泣かされる日が来ようとはっ!?
※基本オスカルさんに泣かされてるものですから

それにしても、今からこんなにやっつけられてて
最後まで乗り切れるのかしら自分・・・・・ <ムリぽい


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「死ぬなよアンドレ。必ず戻ってこい」

娘は見送り損ねたくせに、アンドレさんにはちゃんと言葉をかけてる父上。
うっかり屋なのか、それとも、わざと会わなかったのか。
もしかしてオスカルさんの方が、あのまま隠れて出発しちゃったの
アンドレさんにとっては、心を暖められての出発になりましたネ。おめでと~。

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と、ここまで泣かされまくったせいで体力の限界です

つづきはまたあらためて





今週のBS 《 第37話  熱き誓いの夜に  》


オスカルさん、ひたすらアンドレを想う回
・・・だったと思います今回は


私とて死にたくはありません。しかし、何れその日がくるならば
 それまで精一杯に生きたいのです。自由に。そしてあるがままの心で


アニメ版は、はっきり結核設定。
感染していても必ず発症するとは限らず、潜伏期間も
最短数ヶ月から、数十年(!?)という事らしいのですが
 ※詳しくはこちらで→(財) 結核予防会
オスカルさんも、無理して体力(免疫力)落としていなければ
発病せずに済んだのでしょうか・・・にしても芯の強いお人じゃ

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蛇足:実は私も子供の頃、強陽性反応がでたのですが
現在に至るまで一度も発症しませんでした。今は抗体もちかも。


アンドレ・グランディエが失明するのは、時間の問題です
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自分の事に関しては踏ん張れる人も、不意打ちのように聞かされた
失明問題については、頭を抱えて名を呟く事しか出来ませんでした。
なぜ気付けなかったのか苦しんだだろうなー・・・

お互いが周囲に気取られぬよう、それぞれ病を秘密にしていたのは
そうしないと、自分が自分らしく生きられる場所を失ってしまうから。
アンドレは大切なオスカルの傍らにいる事が二度と出来なくなり
オスカルは退役、本人からすれば軟禁状態のような?療養という事に。

原作では、アンドレとの別れの直前まで察知できませんでしたが
アニメでは、このように予め状態を知る事になり…。
これって、どちらが幸いなのかしら。知ってしまう事、知らずにいる事。



わからない。ひょっとして、宿舎に泊まるかもしれない
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ばあやに予定を訊ねられたオスカルさん。
アンドレの状態を知ってしまった事で、どう対処しようか
迷っている気配があります。

どのように確かめられる?
本当に視力低下が進行していたら、その時は?

結局、肖像画仕上の為に、帰宅を約束して出勤。
兵舎でアンドレの様子を伺う(泊まり込む)事ができなくなったのと
ダグー大佐に自宅待機を促されたので、館へ連れ帰る方向に計ります。


隊長」「うん…?
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御顔の色が優れません。だいぶお疲れのようですね

ここでダグー大佐、存在感五割増しに!
今までは添え物的副官さんでしたが、この場面で
ぐぐっと個性が前面にでてきました。すっごく人間くさい
彼女は、わりと部下(副官)には恵まれていますね。近衛でもネ。


この37話、オスカルさんは今迄よりも俯きがち&伏し目がち。
アンドレの事を思い悩むのが半分 もう半分は体調の悪さから。

本人が隠すなら、それにはそれなりの訳があるのかもしれない…と
黙って見守っていたのかもしれませんが、事ここに至り
大佐も、見過ごせなくなってきたんでしょうか。いいお人じゃ…
今まで黙っていてくれた気持ちにも、オスカルさん説得されてる御様子。


ここのですね、ダグー大佐の呼びかけに「ん?」と何気に応える
オスカルさんの声音も好きでした。
ダグー大佐との、それまでの関係性が窺えますでしょ。
田島さん、自然体の演技が冴えてるところ
いわゆる芝居掛かった ”作った声” ではありませんでしょ?ね?ね?

ベルばらアニメ、成功の要因のひとつは(今更ですけど)
田島さん&志垣さんが「キャラ」ではなく「ひとりの人間」を演じた事だと思うのです。
すご~く自然体のお芝居。それが作品をオートクチュール化したのではないかと。

これ、もちろん普通に職業声優さんがやっていたとしても成功しているでしょうが
もっと既製服的仕上がりになったんじゃないかなー?と勝手に思っています。

どちらが良い悪いというものではないのですが、人間ドラマを深く表現するなら
わりと演技パターン(雰囲気)の定まった既製服にするよりは
オートクチュールを試す方が、ハマった時に大化けすると思うんですよね



つづく







私の場合、ベルばらとの出会いは子供時代アニメ放送で魅了され
放映初期段階で原作は全て読破しておりました。
ただし地方打ち切り組だったため、アニメは後半を知らぬまま終了に。

という始まりなので、自分には原作派・アニメ派という感覚はありません。
どちらも同じくらい好きだし、それぞれ別物という意識もあるので。

そして放送終了の数年後、偶然みつけたフィルムbook(4冊版)で
アニメの結末を知った状態でした。

この関わり方の半端さからか、元々の性格ゆえなのか
ベルばらはこうでなきゃ!というものが自分は薄いようです。…ないのかも。
めっちゃ大好き で大切な作品なんですけどネ


で。
ベルサイユのばらについての例えなのですが

原作(本編+初期外伝)が 実家
その他が 分家・親戚・別荘 という感覚でおりました。

実家=おかあさん。
その他=子供や孫たち。とも言えるかな。

実家は何があっても揺るがない場所で、ここが土台。大いなる大地。
どんなに分家や別荘が楽しくて遊び歩いていても、実家に戻るとほっとします。
何があっても変わらない大切な場所

子供や孫がどれほど優秀でも、母あってこその存在とも思います。
それら子供や孫については、非常に血筋の近いものから
縁が薄くなって遠いな~というものまで、なんとも様々ですね。

因みにここ最近の『エピソード』については、実家ではないかもかも。
増築した実家というよりは、同じ敷地内にある離れ。という感じ。
他のどれよりも近い存在なんですけどネ。

同じ内容を第三者が創作した場合と、原作者様が発表した場合では
当然意味合いは違いますから、そこが賛否の分かれてしまうトコロでしょうが
私は”アリ”で歓迎しております。

特に、直近のエピソード7は、ページをめくってもめくっても「オスカルさま」
で幸せなこと、このうえなし すごくお手軽に幸せになれる人間デース
オスカルさまが、おっさんにさえならなければ大体許容範囲になるかと思われますあほ
たぶん私よりハードルの低い人はいないかも…





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 もうすぐ「蛍」だそうだ
  ・・・・・・・
 なぜ皆、浮足立っているのだ?
  ・・・・・・・






そういえば4コマに  ネタがあったっけ
と、除雪ついでに雪だるま作ってみました。
ビー玉詰めてkids風にぽてぽて


ん~・・・言わなきゃわかんないレベル(苦)

なんちゃってオスカルたんでした



yuki


今週のBS 《 第36話  合言葉は "サヨナラ"  》

冒頭のネッケルさん…ネッケルさん。
なんでそんなに胡散臭いの?とか失礼なこと思ってました。
ちゃんとした人物なのに、なんだか微妙に見えるのは
ドジョウ髭のせいでしょか すみませぬ


国民議会を解散させ、民衆の暴動に備えるためです
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御礼言上にきたオスカルさんに、アントワネット様
意図せぬうちに最終宣告。
オスカルさんとしては、周辺勢力が議会や民衆を圧しようと動いても
王家がそこまでする事はないはず…と信じて(願って)いたでしょうに。


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悪いが今夜の巡回は、アランに指揮をとるよう言ってくれ
わかった。あとの事は任せとけ

吐血の気配に気付く事なく、頼られた彼氏は、はりきって退室。あ~あ。
アンドレさん素直だから、コロっと誤魔化されちゃいますね

暴徒たちとの戦闘も覚悟しております

そして王后陛下の言葉を思い出すオスカルさん。
今までで一番厳しい表情だったんじゃないでしょうか。
オスカルさんも覚悟を決めつつあった…?
(ここしばらくの作画の乱調具合がもったいないトコロ)

原作とは違う味付けですが、こちらのオスカルさんも
足場を外され、じわじわ追い込まれている印象です。


オスカル、何を隠している
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俺は片眼だが、お前の事だけは何でも見える。いや見つめていたい

肖像画を描かせたり、常と違う気配を察してか、静かに問いかけるアンドレさん。
こうまで言われ、もの言いたげに振り返るオスカルさん……でも語れず。
あぁも~~その性格わかってるけど、じれちゃうわ~~~~~



革命…と言ってほしいね」「革命…?
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予言めいたアランの言葉。
ネッケル氏が罷免され、物語はいよいよ革命前夜へ。
原作もアニメも繰り返し見過ぎているので、革命自体にはもうさほど
惹かれなくなっている自分ですが、ベルナールの↓この台詞は好きでした。

たとえロベスピエールがどんな男でも、そんな事は問題じゃない。
 要は民衆が自分達の為に立ちあがれるかどうかなんだよ




何卒、軍隊にパリ市内よりの撤退命令をお出し下さい
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どうあろうと、王室と国民とが殺し合うような事になってはなりません

御自分の国の民に銃を向けてはなりません
オスカルさんの想いはこの一言に尽きると思います。
政治的思想とか、そういうものはない気もするのです。
(だからアニメでは最期にフランス万歳と言わないのも自然かと)

心にあったのは敬愛する王家であり、王室としての在るべき姿
王室と民衆との在るべき関係が、なぜここまで壊れてしまったのか。
アントワネットが自身を追い詰め、道を外していってるかに映り
オスカルさんはそれを悲しんでいるようにも見えます。

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それでも、それぞれの想いをのせて、最後の言葉を
こうして交わせた事自体は良かったと思います。
36話、久しぶりの再会は穏やかな陽射しの中でしたが
最後は風が吹き荒び、夕闇迫る中でのお別れとなりました…。









《 第35話 オスカル、今、巣離れの時 》 りぴーと


シリーズ後半のこのあたり、手持ちの録画やソフトで
見返す事はあまりないので、今回、久しぶりに見た35話
アンドレさんの告白大会、ここだけ何度かリピートしてました。
我ながら子供並みですてへ


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珍しいアンドレさんの横顔。
隠れている左目が見えるのって、片手で数えられるくらいかな。
結構いい感じと思うんです~もっと片眼くんも見たかった


オスカル様をお斬りになるというなら、この手、永遠に離しません
と父上を止めた時は
『様』付き主従行動だったのが、次の瞬間には
あなたを撃ち、オスカルを連れて逃げます
の、いきなり呼び捨て同列モード。

オスカル様を逃がします、ではなくて
俺がオスカルを連れていきますから!という辺りが
父上のぴんときたトコロかしら。


前々回ちょろっと書きましたが、二人に対する父上の動き。
オスカルさんを成敗するきっかけは
反逆罪にとられかねないレベルの軍紀違反を犯したからですが
この時のアンドレさんも

貴族の結婚には国王陛下の許可がいる」という言葉に対し
人を愛するのに他人の許可がいるのでしょうか」と
絶対的存在である国王を、自分達と同列の他人扱い(言い方)をして
それが父上の逆鱗に触れ、殴られたように見えるのですが、どうでしょ~。

ふたりとも許さん」という言葉は、国王への言動に対してであって
アンドレがオスカルを愛している、という事に対して
言ったわけではないのだと思っていました。
じぶん、希望入り過ぎでしょか?へへ

因みにアンドレさん、両頬殴られてましたネ。パパさん手が早いわ。
オスカルさんも青レモンの時、テンパってアンドレをボコってましたが
あれは流石に一回平手打ち。
何だか、いざという時の、手の出方が似てるような気が~~(笑)


そのオスカルさん。ふたりに圧倒されて半ば茫然自失。
自分自身の行いに、やましい事はないので
剣を振り上げる父上にも、抗う事なく泰然としていましたが
そこへアンドレが割って入ってきたのは予想外。
おまけに告白まで始めるし~

では、まず私からお斬りください。
一瞬とはいえ私が後では、愛する人の死を見る事になる。それはあまりに哀しい…


これ、ストレートに「愛してる」というよりも、深い愛情表現になってると思うんですが。
相手にね、自分の気持ちを受け取ってください(もしくは応えてください)と
要求する部分が、これっぽちもありませんでしょ。そのあたりもネ。

アンドレに父を撃たせたくない。
父にアンドレを斬らせる事もさせたくない。
そこへ誰かさんの告白も重なって、オスカルさん、まるで金縛り状態。
もしここで本当に発砲したとしても、ケガを負った父を捨てて逃げる事は
オスカルさんには出来ないとも思えるんですけどね。

そういえば彼女に対してアンドレが、どれだけ愛しているか
具体的に語っている場面って、そんなにありませんでしたっけ。

アニメでは、青レモンで「愛している。愛してしまった」と告げ
衛兵隊着任時「おまえを守れるのは俺だけだ」と告げ・・・んん
ここまでで、直球ストレートに告げているのって、これだけでした??

脳内では悶々と語るくせに~~本人に告げていないとは~~。
そーか。アンドレさんは言葉よりも行動で示す男でしたっけね。
賢いけどトコロによっては、天然そうな部分もある彼女さんには
もっと具体的な言葉で示していた方がよかったかとも思えますが・・・あ。
それをしたのが原作ジェロさんか(笑)



結局、オスカルさんの金縛り(というより最終的には三竦み状態)
解決してくれたのは、宮廷からの使者さんでした。

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ありがとう急使さん。
父上の振り上げた剣の収め所を届けてくれて。

どんな事があろうが、おまえに何と思われようが、お前を守れるのは俺だけだ

というかつての言葉を、体現できましたねアンドレさん。
そう一番大事な時、ここぞという時に行動できてこそですよ。
うん



《 第35話 オスカル、今、巣離れの時  》 つづき


パリの治安が危険だと判断すれば、12名の釈放を国王に要請出来る
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ベルナールにアベイ牢獄包囲を依頼するオスカルさん。

今回 こういった格子越し目線の場面がちらほらありますが
画面が暗いので、せっかくの効果が埋もれてわかり難かったですね。
もったいなか~。

この時の目立たぬよう地味に変装?している姿が、ちょっとツボでした。
アクアスキュータム(コラボ)を連想し、コートを思わずガン見
やたらスリットが深かったのは馬に乗る為でしょか

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 オスカルさんてばモデル並~



あれが警備隊長だ。あいつを殺そう
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こらこらこらぁ~
オスカルさんを押し倒していいのはアンドレだけじゃ!!
(は。違う?)

父上に成敗されかかったり、サン助に殺されそうになったり
今回のオスカルさんは襲われ役担当で散々です。

この後、地下道へ降りるサンジェストを上から蹴落とす場面がありましたが
あれ、肩口じゃなくて、がっつり顔面に蹴り入れてますよね
さっすがオスカルさん容赦ないわ(笑)
最後に仮面が割れたのは、このとき亀裂が入ったんじゃないかな?
なんだかサンジェストって案外弱いかも…と思いましたデス。


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これはベルナールの力でもないし、ましてや私の力でもない。すべて民衆の力だ
隊長さんよ、あんたもだいぶ世の中ってのが、わかりかけたようだな


・・・いい場面なんですが。

ちょっとちょっと、アランさんよ~ん。
なに余裕かましてんの。
欠席裁判されて、獄中でヤラレタ 状態だったのは誰でした?



というトコロで、また次回~













今週のBS 《 第35話 オスカル、今、巣離れの時  》
 ・・・UPおくれたので先週でした。1/6放送・・・


近衛隊の諸君、私の胸をその銃で貫く勇気があるか
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物語は近衛隊による議員排除場面からスタート。
ジェローデルさん御久し振りでーすふられて以来でしたネ。

この人は、アニメではオスカルさんより年上設定なんでしょうか?
第1話では既に大尉と呼ばれていましたが、先に軍務に
ついていたというだけの事なのかな。
地位や階級は、通常どのタイミングで決まるのかしら~。

それにしても初期の頃は、君はいったい何があったんだね?と思うくらい
「女なんて」的言動が散見されましたが
いつの間にかそれも影を潜め、最後はしっとりしたいい男になりましたネ
オスカルさんに影響されたの?ねぇ?ねぇ? と、つつきたい気分。

自分、子供の頃は、オスカルさんの次にこの人が好きでした。
アニメより原作の影響かな。<ワカメのせいかも(笑)
アンドレの良さが判ったのは大人になってからでしたので えへ


武器も持たない平民議員に
 その銃口を向けるというなら、まず私の屍を越えてから行くがよい

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・・・きみがため、たとえわが身、謀反人になるとても

この呟きは半ばオスカルさんにも聞こえていたようですね。
元隊長さんに阻まれ、近衛隊は退却。
アニメでは彼がこの後、登場する事はないので
原作に沿った見方をするならば、この退却劇により、結果として
オスカルさんから命を貰ったような形でしょうか
もっとも彼女の消息を知った時点で、ジェロさんはこの頃の行動や
永らえた事そのものを後悔した可能性もありますが……それもまた淋し。



ならば私は 今ここで 死ぬわけには参りません
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帰還後、呼び出され、覚悟を求められるオスカルさん。

安心しろ、おまえを神の元に送りとどけ、すぐにわしも行くわ
ならば尚更の事、わたしは御成敗をうけるわけには参りません

自らの行動により自身が死を得るのは致し方ないとしても
それに父を巻き込むのは本意ではない。
親子の葛藤が入り乱れ、互いに愛情を持ちながらも
最後の一線を譲れない苦悩がぎりぎりまで伝わります。

けどね、ここで父上、オスカルさんを背後から
上段で斬りつけようとしてますでしょ?
椅子の背もたれ、完全に邪魔してますよね。
愛する娘を死なせたい親がいるわけもなく
最初は正面で抜刀したのに、わざわざ背後に回ったという事は
もしかしてオスカルさんに逃げて欲しかったのかしら?
それとも脳天直撃? <それはギャグ


オスカルさんを成敗する理由も、この後アンドレを殴りつけるのも
すべて ”国王陛下を愚弄するような言動” からなんですよね。
父上の第一義は、王室に臣従し最後までお守りする事。

オスカルさんはすでに盲目的な臣従は出来なくなっているから
父の気持ちは理解できても無条件には服従出来ず。



ばかめ、貴族と平民の身分の違いが越えられるとでも思っておるのか
お尋ねします。身分とは平民とは。人はみな平等です
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アンドレさん、御勉強の成果発表。
いえいえオスカルさんを助けに来たんでした。

貴族の結婚には国王陛下の許可がいるのだ
知っております。ただ人を愛するのに
 たとえ国王陛下といえども他人の許可がいるのでしょうか


この場面、すごく好きです。父上とアンドレの応酬が。
切迫感を伴ったアンドレの大告白たーいむ!!!  <いやホント。マジメに好きなんデス

距離を置き、かつての告白もなかった事にしていたはずが
更に深く、近くに在ったアンドレの不変の愛。
怒涛の迫力に、オスカルさんも言葉を差し挟む余裕がございません。

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今回のブルーリボン賞は、ばあやと父上だと思います。
特にばあや・・・いろんな想いを含め、泣くしかないですホントに。
あやうく貰い泣きするところでした


長くなったのでつづきへ分けマス




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