2017年12月

師走。毎年恒例、年越し準備のひとつとして
冬休みに読む本を、図書館で漁って参りました。

館が半月ほど臨時休館することの配慮で
通常の倍量・倍期間借りられる事もあり
嬉々として片っ端から書棚を探っておりましたら
その中で、このような記事に出会いました。


≪ オスカル様の肩章は「小さな肩」? 
CIMG9941-2

    図説 軍服の歴史5000年  辻元よしふみ著 彩流社 


オスカル様という見出しがついたこちらの記事=見開き二頁。
要約すると

 この肩章は大佐の官を示す
 大佐というのは元々軍人としての最高位であり、単なる階級ではなく
   「連隊のオーナー」という身分の意味だった
 軍の中で絶対権威の意味でもあり、今でも各国軍で
   大佐から待遇がぐっと良くなるのはその名残り
 正肩章エポレットepauletteと呼び、中佐以下の将校も着用するが
   モール数が減り地味になる



最初に「オスカル様の軍服姿」を脳内にイメージさせておいて
肩章の意味や価値、その蘊蓄が語られた内容でした。


 エポレットとは、フランス語では「小さな肩」という程度の意味

という事で、これが最初の記事タイトルにつながっていくのですが
それを見て、私のような人間がほろっと釣られて手に取るわけですネ。
うまいわぁ(笑)
ちょっと立ち読みだけのつもりが、ついつい借りてしまいましたもの

タイトルからして軍服メインの書籍と思っていたら意外や意外
軍服+男性の服飾史のような内容でありました。
まだ摘まみ喰い状態で読み通していませんが、クラバットやコート
サッシュに関しての記述もあり、なかなか面白そうです。

※絵を描くための資料本というよりは、知識を楽しむ読み本です。




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