2018年02月

アニメ様のアニメ語り≪141≫イベントで語られたことから


監督交代と共にキャラクターデザインの変化もあり、これは
キャラクターの表情による表現を重要視する監督の要望であり
実際に監督がサンプルを描いて示した
 そうなので
ものは試しと作品中から、眼のデザインの動きを拾ってみました


前期 瞳の中は〇と、アスタリスクのキラキラで構成 (第1話)
1-(5)
中期 アスタリスクが無くなり、代わりに△が入る (第19話)
19-(18)
後期 〇は小型化し、△が目立つ (第22話)
22-(40)

大まかに区分すると、デザインの変遷はこんな感じかな~
※超個人的趣味基準で美人さんカットをピックアップしたので
引用先が偏ってます。この回から、というわけではありません


この他の特徴としては、前期の瞳は見開いたままのサイズがほとんどですが
中期から瞳の中の揺れが目立ち始め、後期は目を細めたりとサイズ変化が多様。
瞳のデザインだけではなく、目の額縁の役割をもつ眉の描き方や
影の付け方も結構違うので、全体の印象も大きく異なって見えるのでしょうね。

まつ毛も、前期は目尻中心、中期以降は目頭もバサバサ状態になり
それに合わせるように、アイラインも徐々に太くなっていく感じ。
顔にかかる影については、後期になると目の下、涙袋の位置に入る事もありました。

眉については、前期は眉頭からいったん下がりつつ再び上昇カーブを描く
原作漫画に近いライン取りだったのが、後期は原作に寄せようとする意図は
ほぼ感じられないシンプルな形へと変化していました。

…そですね。
目だけに限らず、前期は原作漫画の絵に寄せて、それをアニメとして動かそうと
頑張っている感じをうけますが(本放送の時代を考えればかなりいい線かと)
後期はそこから一歩離れ、アニメはアニメで、と独立した印象かしら。




つづく




 王はとりわけ科学の料理への適用に興味を抱いていた。
 最上階に設けられた厨房には実験室がいくつかあり
 蒸留物製造室と幾台かの菓子用オーブンがあった。


 ヴェルサイユの歴史 リュック・ブノワ著(白水社)



陛下はオムレツやココアを作ったり、モカ・コーヒーを
温めていたこともあったそうデス。
といっても錠前屋さんの方ではなく、ルイ15世陛下の方。
他に旋盤で銀や象牙を加工したり、自らが作った置時計を
王太子妃アントワネットへ贈ることもあったそうなので
人は見かけによらないものなんですね~~<失礼
なんとも意外な趣味をお持ちだった方

錠前作りがクローズアップされる16世陛下ですが、知識探求と
手作業への興味は、もしかして血筋でしょうか?



 美味しい
 ああ
 陛下が実験室で作られたものだ
 え・・・
(もぐもぐも…)

20180214Aa
La Saint-Valentin  


第141回アニメスタイルイベント
「アニメ様のアニメ語りvol.1」みました。

2018年2月4日                
会場 阿佐ヶ谷ロフトA             
出演 小黒祐一郎(アニメスタイル編集長)
サムシング吉松(アニメーター&マンガ家)



こちら4日に開催されたイベントの、第一部トークテーマが
"ベルサイユのばら  "ということで、東京在住なら
絶対行っていましたけど、地方在住者には難しかったので
ニコニコ動画で拝見しました。
このためだけに登録してチャンネル購入ですのん。

イベント冒頭「コアなベルばらファンっていますか?」
観客に向かって問われていましたが、その場にいたら
喜んで挙手していましたですよ~ <違

小黒編集長はベルばら関連のインタビューに
多数関わっていた方だからこその、今回のトークであり
会場ではお二人並ばれていましたけど、ほぼ編集長の
独壇場トークでありました…相方さんは相槌要員?(笑)

こちら見て、一言でいうなら「面白かった」です。
更に、もっと言ったってーな!という気分です。
この倍時間お話ししてくれてもいいのにな~~~ん。

内容については、昔の専門誌やDVD付の関係者インタビュー等
既に見ている人には周知の内容もありましたけれど、あらためて
ベルばらファン以外の今時のアニメファン諸氏に、"正確な"情報を
紹介してくれてありがとうございます!というトコロでありました。

わかる方はよくご存じでしょうけれど、ベルばらアニメの場合
作品の絵面が、放送序盤と終盤とで激変していることで
監督のみならず、作画スタッフも大幅に変更があったと
思ってる人がいるんですよネ。

具体的には、アニメ版"エースをねらえ!"を描いた
杉野さんという人が、ベルばらアニメの後半を担当したという説。
今回これについても言及されていて、作画担当については
「違うよ」とはっきり否定されていましたデス。

ここでベルばらアニメのLD画像を舞台背景に映し出し
「アントワネットとお蝶夫人は違うわけですよ」
(ほら)宗方でしょ」
と説明されたのには笑いました。
すごいぴったんこな例え(笑)
LD-BOXのイラストを見てもお蝶夫人にしか見えなくなりましたよ~。

そもそも、このジャケットイラストをなぜか杉野さんに依頼して
商品化したのが混乱に拍車をかけたんですよね~紛らわしいたらたら。


LD
※編集長が、この説明の為に購入したLDは、結局イベント終了2日後に届いたそーです

このあたり当時のスタッフ等については、大方のベルばらアニメファンにとっては
たぶんそこまで気にしていない事かな?とは思うのです。
このスタッフが作ったから見た、というわけではないので。

けど一般アニメファン(マニア)さんには、こうしたデータに拘る人もいるので
今時のそういう方々にも伝わる場で、こうして正確な事を語ってもらえたのは
個人的には大歓迎でした

実際に当時制作を担当したのは荒木さんや姫野さん方々であり
同業者がビビるほどハードで、骨身を削って必死になって作り上げた作品が
違う人の仕事です~とすり替えられたら、それは可哀そうであんまりですもの。



つづく








エピソード9、完結話読みました。


このまま顔出しはないのでは?と思っていただけに
フェルゼンさんの最終形のお顔にびっくらこ
何度見ても、びっくらこ
影も形も面影がないので、どうにも見慣れませんデス ひょぇ~

「すっかり違う人になってしまっているの」
という言葉は本当でしたか。
なんだかまるで疲れきってしまった老人であるかのよう。
とても54歳にはみえません。目に生気がまったくなくて…少し怖い。

人間って、ある程度の年齢を越えると、内面が外見に
もしくはそれまでの生き方が外見に、隠れようもなく反映されると思うのです。
もちろん全部が全部そうではありませんけど。
それを思うと、この外見はそういう事なのかなぁ…と痛いです。

「このような姿で」という最期の様子(の頁)をみると暗澹たる気分になります。
ようやく訪れた自らの"死"でさえ、救いにならなかったのでしょうか?

でね。
鬱々とした気分でページをめくっていたら

「不思議な村へ迷い込まれたの




ですよ。
思わず吹き出しちゃったじゃありませんかー!
なんですかコレ!?
よもやの展開!?
想像の斜め上を突っ切っていかれましたっ!!

も~びっくりびっくり。
冗談路線の可能性としてはありましたけど
本当に描かれてしまうとは露程も思っておりませんでしたヨ~。

池田センセってばどこまで懐が広いのでしょ~?
こんな事描いたら、ファンの創作意欲がますます刺激されるじゃありませんか(笑)
なんというか、ご本家様から免罪符を発行された気分です。

見た瞬間、萩尾先生の特別参加?かと思ったのですが
これは、池田先生の手による、昔のポーの模写ですよね?
似てますわ~
現在の萩尾先生が描いても、このような線にはならないだろうし
逆に昔の池田先生がマネても、こうはならなかったと思うので
今の池田先生だからこそ描けた一族さんカットかもしれませんねぇ。

じゃあこれで、このジェロさんは本家・元祖・ご本人様確定?
艶ピカさんの素性は明かされない方がいいかと思っていましたが
遡ってエピソード5でのジェロさんのその後、ラストの文言
「行方は、杳として知れぬ」とは辻褄あう流れになってるんですよね。
ポーのお仲間入りという事は、結果そういう事ですもんね。
それにしても、あーびっくり

という事でこの度のエピソードno.9ロザリー編。
私の中では、隠れジェローデル編となりました。
フェルゼンさんごめんなさいごめんなさい。
あなたの苦悩と人生の終末期が、メルヘンなジェローデルさんで
すっかり上書きされてしまいましたよー。Oh, my god!


それでもね、ジェロさんの部分こそインパクトありすぎましたけど
このエピソードの終わらせ方は、今迄で一番綺麗と思いました。
フランソワの歩みとオスカル1世へと続く、新しい時代を開く未来志向。
このお話、時間も体力もあったら池田先生は、もっとじっくりと
本当の長編で描きたかったのではないかしら?




 蛇足:今回の萌え

回想:民衆の襲撃場面。たいちょーが好みでうはうは

no9a



ベルばら祭りでもあった昨年の池田理代子先生 50周年祭
今年は静かになりましたが、リリースされた案件のうち
いくつか、まだ残っていますよね。

庶民派ユニクロさんとのコラボ、発売は春のようですが
私的には「私立ベルばら学園」の行方が気になっております。
タイトル発表以来、続報がまったくないんですもん……ね。
どうなっているんでしょうねぇ?ねぇ?オトメイトさんや~い


ところで先日お出掛けした際、東京駅一番街へ立ち寄りました。
グッズの新作が出たのを覚えていましたので。
見るだけ。
見るだけのつもりだったんですよ?ベルばらすかる。
けど
でも
結局、新作のハンド&ボディクリーム。。。。買っちゃいました。
CIMG9878
可愛ゆいのです~~
正確に言えば、上蓋のイラストだけなら、既に使われている絵柄ですから
最初は買わずに我慢~出来そうだったのですが、容器の側面がですね
これがちょっと透明感がありましてですね、同じイラストなのに
可愛さ倍増で鼻血ぶーだったのです。。。。私的に。
あぁぁダメじゃないですか~~っ!こんなに可愛くしちゃあ~~
CIMG9882a
      
どうも八割方、このちびっこ黒騎士に 「家に連れ帰れ(買え)」と
やっつけられちゃった気がしないでもありません。ムキ。
なんでこんなに可愛ゆいんじゃー! むきゃぁぁぁ~~~ ←逆ギレ

新作の絵柄は出そうにありませんから、そろそろ
この図案でぬいぐるみを作って欲しいトコロです。
絶対可愛いですから!!

もしくはコップのフチ子さん的ミニチュアでもいいので
立体商品が出て欲しいトコロです。
絶対可愛いですから!!

あ~あ。
日本アニメーション:グッズ担当さん、その気になってくれないかしら~。




1月28日。東京お出掛けmemo


  インターメディアテク  

東京駅前に建つ、KITTE内にある東京大学の博物館。
英国キュー王立植物園の植物画を扱った特別展が昨年あり
見たかったものの、その時は行けず終いだったので今回が初訪問。

目立つのは骨格、剥製、植物、鉱物等、大量の学術標本。
これが全て入場無料で堪能できるという太っ腹な施設でした

ちょっと違うのは、一般的な博物館のような丁寧で解りやすい
解説はほとんどなく、基本はシンプルな表記だけという点。
順路も決められていないので、そういう親切さを求める人は戸惑うかな。
私などは特に不自由さはなく、逆に「なになにどゆこと?」と
興味を刺激され、宝探しのような気分も感じましたけど
そういえば、ボディスのミニチュアのようなものが、ぽつんとあったのですが
説明等表記が全くない状態だったので、これなどは意味不明のまま。
調べるには、手掛かりが少なすぎるものもありますね~。


 『 Made in UMUT――東京大学コレクション 』
常設展示としてこちらがメイン。
標本ばかりでなく、ミイラと棺や徳川慶喜氏を含む古い写真なども。
大学ではなく個人所有かな?銀のボンボニエールも複数個ありました。
本物見るのは初めて。デザイン傾向の変化が時代を感じさせます。
古いものほど工芸品、新しくなるとモダンを意識させる趣き。

 『 ギメ・ルーム開設記念展  驚異の小部屋 』
こちらはこのまま、これから常設に加わるという事かしら?たぶん。
以下、今回開催中だった特別展示。
 『 開の眼――擬人化に傾く造形思考』
 『 人類先史、曙ーー東京大学所蔵明治期の人類学標本 』
 『 医家の風貌 』
 『 東京モザイク(3)――街のテクスチュア 』
 『 デザインの始まり――最古石器から握斧(ハンドアックス)へ 』


特別展はわりと仕切りがはっきりしていたけれど、常設展は
ジャンルの区分けをきっちりせず、ゆるく混在している感じ。
標本類だけでなく五稜郭の資料などもあって、私的には
こういう歴史資料の展示がもっと増えてくれると嬉しいですわ。

骨格標本は現行の生き物と、絶滅種とが混在していたのかな?
鳥類にはもういないんだな~と判るものがあったのですが
表示が単に「ブタ」とだけ書かれていたものが数種あり、けれども
それが牙があったので、もしや猪系?と謎謎です

展示品のみならず展示ケース自体が、レトロでアンティークなので
(実際文化財級のケースもあり)展示全体がアートのような趣もあります。
たぶん数限りなくあった引き出しにも標本類が収納されていたかと…。
あぁ~写真撮りたかったですね~雰囲気いいんですよ~

個人的には、今回見ていて一番好みだったのは鳥類の図譜です。
惜しむらくは天井付近の高い位置に掲げられているので
細かい部分がよく見えない事…。いつか降ろしてくれないかしら~?

ぐるっと眺めて歩いたら、いつの間にか2時間くらいたっていました。
一画にはショップもありましたので、鳥類図譜に関したものがないか
探したのですが見当たらず残念。
図録や絵葉書が定番ですが、置いてあった商品に、東大開発の
ユーグレナクッキーとかアミノ酸食品があったのがユニークでした。

今回見に行けてかなり満足でしたが、また機会があったら行こうと思いま~す

20180128






1月27日。東京お出掛けmemo


  G-Session Live 7th 

東京都中野:Live Cafe 弁天(17:00 ~ 20:00)


特集は二本立て。
角川映画クラシックス
80's ビクターアニメソング
こういうライブは初めてでしたが、めっさ楽しかったです

演奏全18曲中、私的best3は
・ 幻魔大戦
・ 犬神家の一族
・ 特捜最前線
で、他にもニルスのふしぎな旅やWの悲劇が特にツボツボ。

メンバーさんの紹介では"ワークショップ型ライブ"と例えられていて
こちら、演奏とトークが半々くらいのボリュームでしたが
このトークの濃さも独特ですね。もーっとお話し聞きたい感じ。
機材や音色等の蘊蓄と共に、実際にそれを演奏して聴かせてくれるので
楽曲をストレートに聴く以上に面白さ倍増でした

それにしてもエフェクターを作ってしまうとは恐れ入りましてございます。
好きが高じると、そんなことまでやっちゃうんですね(驚)
帰宅後、ハクション大魔王を検索してギター音を確かめましたですヨ。
そうそう、エグみのあるジリジリした音でした。

ところで、最後の曲紹介で、あれだけトーク展開しておいて
演奏が天使の絵の具だったのには、ちょっと笑いました あれれー?
「愛・おぼえてますか」聴きたかったですねえ。

聴衆の平均年齢が高いせいかアンコール拍手はしつつも
周囲に遠慮するのか?肝心の希望曲の声がなかなかあがらず。。。
うーん。私、挙手したかったんですけど、自分の希望曲だと
ボーカルさんが入らなくなるので躊躇しちゃったんですよね~。
そしたら真後ろの方が「幻魔大戦!」と言ってくれてLuckyちゃちゃちゃ
あと犬神家をもう一度聴きたかったナ~と、それだけがちょっぴり未練です。

アンコールで二度目の「地球を護る者(幻魔大戦)」を聴いて思いましたが
これ、ベースがめっさ好み
本来はシンセがベースを担当していたという事で、それを逆にこのライブでは
ベースでシンセっぽい音を表現するという趣向で演奏してくれたのですが
聴いていてドカドカ気持ちよかったです。

アンコール入れると全20曲、演奏しっぱなしのバンドさんは
大変だったと思いますが、聴いてる方は楽しかったですわ~。
また次も聴きに行きたいですけど、次は何年後になるのかな?




20180127
カメラ持って行かず失敗の巻…ピンぼけぼけ




このページのトップヘ