2020年01月

お出掛けmemo  2020年1月26日



さて新宿。
以前TVで、海外ファミリーが楽しんでいる姿を
見たのが印象に残っていて、一度やってみたい
思っていたのが、東京ミステリーサーカス。
辿り着いたビル入り口には若い子がいっぱい!
すごい人気でしたのネ~。

『ある刑務所からの脱出』
keimusyo
数あるゲームの中、こちらにチャレンジ。

死刑囚なりきり~
受付で囚人番号を割り振られ、他の参加囚人とともに
それぞれ鉄格子のある狭い檻に入れられ、鍵をガチャン。
10分以内に問題を解き脱獄しないと処刑されます。

おらおら系ガラの悪い喋りをする看守たち。
ニコリともせず「おまえら」呼ばわりされるものの
みんな女の子ちゃんだったので毒はな~し
もしかして他の日には男性看守もいるのかしら?

狭い檻に2人入れられ「勝手に触るんじゃない」と
怒られるので手も出せず、あれこれ周囲を眺めていたら
ジジジ…とゲームが始まりました。

脱獄するのに猶予は10分。
10分?
ホントに10分しかない⁉

もともと自分、ゲームやパズルはする事がないので
そもそも問題自体に気づかないんじゃ?と不安じんわり。
けど、まごまごしてる囚人の気配を察した看守ちゃんが
おらおら口調でヒントをくれました。

うーむ。
思い返すと、か~な~り~たくさん応援された気がする?
あくまでも考えるきっかけをくれる形のヒントで
解き方を教えてくれるわけではないので、やっぱり囚人
自分で頑張らないと!というトコロ。

で、起こった事、監獄の様子あれこれ全部書いて
思い出としてここに残しておきたいのだけれども
「このゲームで体験した事は他所で言っちゃいけません」
と受付の時、最初にネタバレ厳禁!を約束しているので
具体的な内容は書けにゃいのでございました…もごごご。

触れない程度に言えるのは
自分のような、ちょー初心者でも十分楽しめたという事。
10分は短くみえるけれど、その分凝縮され集中して楽しめた感覚。

檻から脱獄するというシンプルで分かりやすいシチュエーション。
推理ドラマのような小道具を自分であれこれ動かしたり
暗号解読のような謎解きも、難易度は高くないはずが制限時間のせいで
ドキドキに繋がり面白くなっていた気がします。


謎解きに関しては同行さんがかなりの部分やっつけてくれたので
最後はバッチリ!…処刑されました
脱獄できず終了~~~~おほほほ。でも楽しかったですよ。
難しいのは無理だけど、またやってみたいナ~





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新宿TOHOのゴジさま。ぎゃぉ~っす
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このゴジ様の、もったりフォルムが好き






お出掛けmemo  2020年1月26日

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神田明神さんぽ 。
秋葉原方向から来たので裏参道、男坂がんばって登ったにゃ~
よき運動になりました

初詣の影響は既になく、ゆったり参拝。
一之宮が大国様ということで、因幡の白兎由来
木彫ウサギ の入った開運守りがあり記念に購入。
小さな札に自ら願いを書込むかたち。渋かわ

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参拝後は神田明神文化交流館で開催中の
江戸東京あかり展へ。
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内部は全て撮影OK
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吉良上野介さん が御出迎え。
画像に向かって手を振ると「よく来た」
隣のコーナーへ移動したら「楽しまれよ」と労われました。
話しかけるとそれに応じた反応を返してくれる仕掛け。
AIではなく、こそっと”中の人”がいたようですネ

以下展示品から一部。
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『瑠璃蝶』
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『宇宙ガラス』
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『草木と月のあかり』
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アート作品の中に突如、人形劇八犬伝の御一行様が降臨。
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辻村ジュサブロー氏のお人形、初めて実物を拝見。
玉梓が怨霊…怖いよ~~会場内暗いから怖さ倍増

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妖怪こけしゾロゾロ。
水木作品にいそうな妖怪がいっぱい。雰囲気満点です
この辺はライティングも上々でいい感じでしたが、この展覧会
個々のアート作品はいいのに、会場の様相(見せ方)で
損してるなぁと感じる部分がありました。惜し~。

後半ゾーンにねぶた。
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左右で良き姿悪しき姿を表現。
暗がりの中、可愛いスタッフさんが
「赤と青、どちらの石に?」と
ここでお客さんに次のモーションを選択させます。
周囲無反応だったので「はーい」とわたくし挙手
吉良公と対決する石を選択。

石を指定場所に納めると、雷鳴が轟き
激しく明滅する吉良公のねぶた。
赤と青、これ、選択によって結末が違ったようです?

ねぶたコーナーから次のコーナーへ移ったら
吉良公の抜け殻ビジョンがありました。
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留守宅。
退治したから吉良公いなーい。あ~らら
他の石選んでいたら、どうなっていたかしら?





今日のランチ 秋葉原のカレー専門店ベンガル
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あいがけの「よくばりダブルカレー」
さらさらカレー うまうま
同行さんに別皿を味見させてもらったら
一番人気のビーフ角切りカレー
ひとくちでも、めっちゃ判りやすく美味かった!
次くる機会あったらビーフにする~






宣伝部長オスカルさま
久しぶりに御登場~


 「Welch's」コンコードプレミアム 
https://www.asahiinryo.co.jp/entertainment/campaign/welch/200128-200430/

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大切なのは製法じゃない!味だ!!

なーんて言われちゃってますが
リニューアル発売に合わせたこのキャンペーン。
ベルばら風似顔絵メーカーで楽しめる…というのは
以前ネスレとコラボした時のジュース版という感じかしら?
スマホ持ってないので自分は対象外。残念
でもウェルチは美味しいから買ってみようかなぁ

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  妖怪絵草紙  湯本豪一コレクション 
 パイインターナショナル出版

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ジャケ買いならぬジャケ借りの図書館本。
眺めて楽しむ事を目的に選ぶのが、この辺り…って変かしら?

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可愛い路線だけど、それなり定番な妖怪画が並んでいたところへ
今迄まったく見た事のなかった妖怪絵が収録されていました。
奇書 ”人面草紙”
表紙にも登場していますが、人面餅な妖怪ちゃん。
饅頭が好きで、へなちょこ~独特~落書きのような、ゆるゆる妖怪

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団体でいっぱいいましたけど、節分の鬼バージョン
私的にはこちらが一番好きでした。楽しい感じ好き

よく見ると右下に、柊の枝と鰯の頭が…。
我家ではやりませんが、これって節分の魔除け(厄除け)ですよネ。
これがあっても大丈夫ってことは、悪しき物ではないという事かしらん。






「妃殿下は ただいま ここで
 妃殿下に恋している 20万の人々を ごらんになっているのでございます」
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史実で同様の語りかけをしたのはブリサック公爵
ジャン=ポール・ティモレオン・ド・コッセ。
時に70歳。さすがおフランスな言い回し


本書「ヴェルサイユ宮殿 影の主役たち」の中には
デュ・バリー夫人の章もありました。

ルイ15世の逝去後、彼の寵姫だったデュ・バリー夫人は宮廷を追放され、
厳格な修道院で一時期を過ごしたのち、恩赦が下りて、
ヴェルサイユ近郊のルーヴシエンヌ城に住むことが許された。
ルイ16世はあえてこの城を没収せず、彼女のためにとっておいたのだ。

恩赦後の出来事中に、先ほどのブリサック公爵の名前がちらほら散見…
デュ・バリー夫人の愛人として。
あれ?もう結構なおじーちゃんでは… と思ったら
「妃殿下に恋」云々と言っていた公爵は、首飾り事件が起こる前年に
亡くなっており、愛人というのは”公爵”位を継いだ人物の事のよう。

公爵に助言されたのか革命勃発後、城の警備を強化しましたが
デュ・バリー夫人が不在だったある夜、所有していた宝石の
大半を盗まれるという事件がおこりました。
直ぐに、宝石はイギリスで見つかり、容疑者(関係者)も逮捕。

捜査は長引いた。当時は犯人引き渡しの制度はなく、イギリスと
フランスの司法機関は相互に連絡を取り合うこともなかった。
イギリス側は、発見された宝石が彼女の所有物であること、
盗まれたものに該当することを証明するよう要求し、
宝石の返還を求めるデュ・バリー夫人の主張は通らなかった。
~略~
1792年9月9日に愛人ブリサック公爵がヴェルサイユで暴徒に襲われ
虐殺されると、その後次々と不幸が彼女を襲った。
宝石を取り戻そうと何度かイギリスへ渡ったことが仇になり、
亡命貴族たちの一味として、彼らに書類や現金を渡した疑いで
起訴されたのだ。


この本での書かれようだと、デュ・バリー夫人は亡命することなく
フランスを地盤に暮らしていたように見えますネ。
この宝石盗難事件に関して新聞(パンフ)に書き立てられ
世間の注意をひいた事が、後によくない影響を与えた印象も受けます。
最終的には翌93年9月逮捕され二ヶ月後、死刑判決を受け即処刑 ひど…


歴史書ではなく読み物として書かれたこの御本。
他には当時の暮らしのありようも垣間見え、面白かったです。
ベルサイユでの防火・消防設備についても紹介されていましたが
私的には宮殿脇に雑多なお店がたくさんあったという事が
一番の目からウロコでした。


王やごく高位の貴族はともかく、自分専用に水回り設備を持たないような
下仕えの人々などは、毎日をどのように暮らしていたのか?
用がある度、ベルサイユの街へ出掛けるのは大変だし…と思っていたら
既に14世の時代には、常に宮廷に付き従い、物品販売やサービスを商う
特権を持った人々が存在していました。

古くは、戦場へ向かう王に従わねばならないリスクもありましたが
16世の時代、宮廷がすっかりベルサイユ宮殿に落ち着いた頃には
宮殿の至る所に小さな建物が立ち並んでいたようです。
今では想像出来ませんわ~華麗な宮殿脇に木造小屋がいっぱい?

薪屋さん、清涼飲料水屋さん、アイロンかけ屋さん…etc
必要なものを買う事も、サービスを受ける事も、街へ出掛けなくとも
宮殿の敷地内で間に合わせる事が出来たそう。これは便利~~。
ベルばら(漫画)では、宮殿に控えの部屋を持っていたオスカルさま。
傍らで世話を焼くアンドレさんも、利用したかもしれませんねぇ







お正月休み。
久しぶりに本の海に没入できました


  ヴェルサイユ宮殿 影の主役たち 
 ジャック・ルヴロン 河出書房新社
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登場するのはルイ14世から16世の時代
ベルサイユで暮らしていたけれども
歴史の表舞台には現れる事がなかった人々。

個人的に面白いなと思ったものの中から
ブリオンヌ伯爵夫人の章を一節


王室主馬頭は、王室大厩舎・小厩舎に所属する全騎兵を管理下に置き、
王国のあらゆる管職の中でももっとも栄誉ある、重大なポストとされてきた。
~略~
1751年、主馬頭シャルル・ド・ロレーヌがこの世を去ると、遺言により
甥の息子ブリオンヌ伯爵が官職を継いだ。

こちらブリオンヌ伯爵夫妻、美男美女だったそう。
それゆえ?伯爵の方は遊び人でもあったようですが、それは余談。
主馬頭となりましたが、激務が災いして十年後に亡くなります。
残された伯爵夫人27歳。息子ちゃん9歳。
小さいのでまだ跡を継げません。

女が主馬頭! 国王はようやくこの思いつきに食指を動かした。
彼は利発で美しいルイーズ=ジュリーを買っていたし、
ほかの者に期限付きで任命するには難しい仕事だ。
若い娘が大厩舎という巨大な機構の頂点に立つ姿を
想像するのは愉快だった。

・・・ね?ねねね?
ここでねー誰かさんを思い起しませんか?
この国王というのはルイ15世の事。
わたくし、ジャルジェ家の誰かさんが皇太子妃付になる件を
思い出しちゃいましたデス <煩悩ありすぎ

伯爵夫人は主馬頭となった後、職務を十年程きっちり勤め上げ
成人した息子に職を譲り、革命勃発後はオーストリアに亡命し
オーストリア皇帝に仕え、81歳で亡くなったそう。

うーん。誰か小説に採用してくれないかしらこの人を。
こちらの本ではわりと簡単にかいつまんで生涯が紹介されていますが
十分ドラマチックな小説になる要素がありまする~。
主馬頭としてバリバリ采配している姿、読んでみたい

途中、ロアン枢機卿の名も登場していました。
伯爵夫人とは従妹で一時は愛人関係にもなるけれど飽きて捨てられる結末ハハハ
ブリオンヌ伯爵夫人はオスカルさんより約20歳上。
この年齢差…なのでね、たぶん会ってますよ。16世時代の宮廷で!<大嘘






 新年早々飲み過ぎるなよ
 ん?まだまだいけるぞ ♪ ておくれ
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 年となり申し上げ









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