2020年06月

御ひいき様を勝手に宣伝~


  世界名作ノスタルジア
romeo
1975年放送の「フランダースの犬」から
45周年を迎えた「世界名作劇場」シリーズ。
「世界名作ノスタルジア」では“大人向け”をコンセプトに、
「世界名作劇場」シリーズの放送当初から作品を
応援しているファンに向けたグッズ展開などが行われる。
 コミックナタリー https://natalie.mu/comic/news/384348


第1弾は「ロミオの青い空」
ラスカルのような作品は、既にグッズが豊富ですし
これを第一弾とするあたり、絶妙のチョイスにみえます
公式サイトはこれから順次情報が出てくるようでまだ薄いけど
水彩画系の新作絵がたくさん見られると嬉しいな~




通貨の価値。
いろんな測り方があると思いますが
今言われてぱっと思いつくのは為替レートとか。
これは対外貨になりますが。
現代でも状況に応じて変動があり
固定して比較するのは難しいもの。

江戸時代『1両』の価値について、こんな記述がありました。
#日銀・貨幣博物館 https://www.imes.boj.or.jp/cm/

江戸初期で約10万円前後
中~後期で4~6万円
幕末で約4千円~1万円 ほど

江戸時代とひと口に言っても長いから
ずいぶん値打ちに幅があったんですのネ
和暦だとオスカルさん誕生は江戸中期…と言えるかな。


先回の18世紀貨幣価値については
宮廷服 高~~~い!<さすが手仕事高級品
安い!・・・と思いました。
現代では一般人が買ったり保有するには縁遠い存在のお馬さん。
けれども18世紀当時には実生活に密着している生き物で~。
人を乗せる、荷を引く、農地を耕すetc…そかそか。
今なら自動車と同じくらいの値段感覚かしら


10wa
わたしをひと晩買ってください


仕事もなく、病気の母をかかえ
切羽詰まったあまり…の、この場面。
漫画版で渡していたのは1リーブル。

先回の「貨幣価値」参考メモに照らすと
非熟練工、一日の日当と同じ金額レベル…と解釈できますか。
どこまで当てはまるかわからないけれど
ぽろっと予定外に貰ったら、単純に嬉しいかも

原作の漫画版では、オスカルさんが手渡した金貨に対し
(約1万2千円)とカッコ書きがつけられていました。
この注釈は漫画連載当時の計算だったのでしょかネ?
レートが確認できないので、別方面を当たってみたら
連載があった昭和40年代終わり、大卒初任給は
約52,000円~62,000円だったとのこと。

おぉぉ?(現在の価値では約15-16万あたり)
これ、5 - 62,000円に対する12,000円と想像すると
日当どころの感覚じゃなくなりますねー。
約いっしゅうかんのはたらき分!?
原作ロザリーさんが驚いているのも頷けます。
まぁ正解がどこにあるかはわかりませんが。へへへ






昔の貨幣についての記述をみかける事がありますが
こちらわりとわかり易く書かれてあったので
今後の参考にメモメモデス。



十八世紀フランス文学を学ぶ人のために
(植田祐次[編] 世界思想社)より


18世紀(革命前)の通貨近似値

1ルイ =8エキュ
1エキュ =3リーブル
1リーブル (フラン) =20スー
1スー (ソル) =4(後に6) リアール
1リアール =3ドニエ


1775年
男性宮廷服 15,000リーブル
馬  80~100リーブル 
オペラ座平土間席  2リーブル8ソル


18世紀中葉
非熟練の労働者の賃金
日当1~2リーブル
月額25~50リーブル
子供2・3人いる家庭をかろうじて維持できる程度の収入
1780年頃には、年収で3,500~4,000リーブルあれば
ほどほどの暮らしができたという


さて「ほどほど」とは、どのような暮らし方を指すのかな?



貨幣価値



 マリーアントワネットとフェルセンの書簡 
 消された部分の解読に成功  

在仏日本商工会議所 2020年06月03日


ルモンド紙は3日付で、マリーアントワネットとスウェーデンの貴族
アクセル・フォン・フェルセンの往復書簡の解読に関する研究の
最新成果について報じた。インクで消された部分の一部が解読された。
~略~
解読箇所は、恋文めいた内容とは言えず、ある種の愛情関係が
あったことはわかるが、一夜の逢瀬といった様々な伝説を
裏付けるものは見当たらない。
ポティエ研究員らは、上書きに用いられたインクの組成が、
フェルセンがほかで用いていたインクと近いことから、
問題個所を消したのもフェルセン本人だったと推定している。



ほぉぉぉぉ 技術の進歩ってすごいなぁ
塗りつぶしたのは本人説と親族説が混在でしたっけ?
記事に解読された文面までは載っていないので分かりませんが
先に発行された暗号本、あれだけでも十分濃ゆい本でしたから
それがひっくりかえるような内容ではない…みたいですネ

201907











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