2022年07月


ランベスのマウントロー近くに住む外国人女性が、月曜夜
わずかな金額の訴訟で逮捕された。
廷吏が逮捕しにきたところ、彼女は一杯のワインを飲むように頼み
ワインをもらうふりをして部屋を出て鍵をかけた。
窓から隣家へ逃げようと飛び降りたのか、片腕と両足を骨折し
ほかにも酷い衝撃を受け、彼女の命は絶望的である。
彼女は有名なモット伯爵夫人であることが判明した。

Caledonian Mercury 1791年6月9日号 のジャンヌ記事(ちょー意訳)

18世紀の新聞が残ってるって凄~い。
この記事は6月。死亡時期は8月末と言われているので
重体状態でそれ迄がんばったということかな

新聞には載っていなかったけど、イギリスへ逃亡したジャンヌ
この頃には近くで借金をしていたようで、訪ねてきたのは
取り立て屋説と、逮捕しにきた役人説があるみたい。
回想録出版までしたけど 儲けられなかったのかしら?
死後は、ロンドン・ランベス区の聖メアリ教会へ埋葬されたそう。


埋葬台帳
dola1796


一行目 2009 Burial 1796 の次
二行目・・・ de Valois・・・ countef(?) de la Motte
ヴァロアとラ・モット…だけはわかりますネ。
あとはちょっとと??

ネットで公開している同教会の埋葬記録を検索したら
同時代の記録はあるもののジャンヌ名はみえませんでした。
こちらには載ってないのね。
場所も、もう不明なんだろうナ~~



st.m




誕生50周年記念 ベルサイユのばら展ーベルばらは永遠にー
続報きましたきゃ~♪
あちこちで記事になってるみたいですが

https://www.mori.co.jp/company/press/release/2022/07/20220720110000004360.html

PCで見てると、ここのPDFファイルが
公式サイトの案内よりも詳しかったですネ。

初公開含む漫画の原画約180点わ~い♪
実寸で制作された白ドレス展示わ~い♪
セル画の展示え…?

『貴重なセル画を展示するほか、長浜監督と出﨑監督それぞれの 演出の特徴
アニメ版のみどころなどを解説し、そのオリジナリティあふれる世界をたどります』

…というのは、れれれ?
もしかしてアニメ部門は解説に主眼をおいて
セル以外の原画や制作裏側の展示物はない(少ない)のかしら
あ。
そもそもトムス以外だと、どこに何があるかわかってる人がいないと
展示物を集められないということかしら?<想像
主題歌の当時のメロディ譜とか、音楽関係はユニバーサルミュージックに
あるんじゃないですか?わかんないけど
うわー担当者さんがんばって当時物件集めてちょー!

a20220720








革命勃発とともに、あっという間に解体され
消えてしまったバスティーユのその後。

1307a
1899年
地下鉄1号線の工事中に土台を発見

慎重に解体され、1925年に造られた公園
ポン・ド・サリーの端にあるアンリ・ガッリ広場に再建。
1407a

その後、1905年
パリ地下鉄5号線バスティーユ駅建設中に遺構発見
現在、ボビニー方面ホームにその面壁の名残が展示され
駅の床には、溝の外側斜面の平面図に沿った線が描かれている。


以上Paris la douce Magazine からでした。
土台の土台…基礎?は移築後も土中なのかしら…なぞ?


詳しくは↓
https://www.parisladouce.com/2018/08/paris-vestiges-de-la-bastille-maigres.html






場所が場所だけに、よくあるコラボカフェとは格違い


グランド ハイアット 東京「フレンチ キッチン」では、六本木ヒルズで開催する
「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展 」に合わせ
「ベルサイユのばら」アフタヌーンティーが提供される。


グランド ハイアット 東京『フレンチ キッチン』
 期間 9月17日(土)~11月20日(日)
https://www.ozmall.co.jp/restaurant/afternoontea/31726/
hi

靴見たい♪
アイシングクッキーの本、見たい♪
50周年記念展と共に行ってみた~~い

けど地方から遠征する庶民にはちょっとばかり敷居が高い…
ど~しましょ~~~







7月14日の流れ

朝、バスティーユに群衆が詰めかけていた。武器弾薬の要求。

界隈の住人から選挙人会へ”バスティーユが戦争の準備をしていて
危ない”と報告が入る。
塔の上の大砲は、防衛というよりも攻撃的な意味が強いと考えられ
選挙人会は代表を送り出し、10時にはバスティーユに着いた。

ド・ローネー司令官は彼らを昼食に招き、食事をしながらの会話で
民衆の安全を保障し、大砲を引っ込め銃眼を塞ぐことを約束。
(当時フランスの昼食は10時半頃~)

正午、大砲が引っ込むのが見えたが、何も知らされていない人々には
弾薬充填のためと思われ、中にいる使者は人質に取られたのでは?と
不安がつのった。

続々と増えた群衆が押され、跳ね橋に近づく。
「下がれ!」と塔の上から傷痍軍人が帽子を大きく振り叫ぶのを
「入れ」と群衆はうけとり、数人の男達が斧で跳ね橋の鎖を壊し
そこへ群衆が殺到。これに対し発砲あり。
(誰が発砲?命令した?はっきりしない)

「司令官が跳ね橋を下げさせ群衆を招き寄せ、引きつけておいて
撃った」という民衆側の仮説(誤解)も発生。

司令官は次第に追い詰められ、一種の脅迫状を書く。
「我々は二万リーヴルほどの火薬を持っている。
降伏を認めてくれなければ守備隊もろとも付近全部を吹き飛ばす」

すでに多くの死者をだしている群衆は承知せず攻撃再開。
大砲を跳ね橋に発射しようとしたとき、要塞入口の跳ね橋が落ちた。
これは無条件降伏を意味していたが、全員に理解されたわけではない。
群衆は突入。外にいて動きがわからない包囲軍は発砲し続けた。

その後、司令官は捕まりバスティーユ陥落。
囚人は解放され火薬は一部持ち出されたが、あとは兵器庫に戻された。
ユランに保護されながら移動、市役所に着いた司令官は
失業中だった料理人に、そこで殺害された。

  バスティーユ占領 ジャック・ゴデショ著 白水社

バスティーユ占領当日の流れだけでも、群衆の誤解曲解がみえますが
ここへ至るまでの出来事にも、ありもしない陰謀説とか
勝手な思い込みなどが、うようよありました。
時代も時代だし、正確な情報の伝達は難しいな~。
そこに感情が加わるから尚更。怒りはことさら視野を狭くしますネ…

CIMG9989

サンテールビール工場の車二台に藁をいっぱい積んで火をつけた。
ドフリュー中尉はこのおかげで部下は何も見えなくなったと記している。

オスカルさんがやっちゃえ!と指示してた煙幕作戦。
史実でも実際にやってたようです。
この辺の流れ、テンポいいんですよね~。
池田先生の史実とフィクションのブレンド具合、絶妙では



13:30 群衆に向け発砲

15:30 ユラン指揮の一部隊、攻撃に参加

17:00 バスティーユ陥落

18:00 司令官虐殺
    同刻、王は軍隊に対しパリからの撤退を命令した














バスティーユは中世に要塞を意味したバスティードにあたる。
~略~
15.6世紀、さらに17世紀半ばのフロドの乱の頃までは役に立っていたが
ルイ14世時代から、その軍事的価値は怪しくなった。
~略~
バスティーユは長方形の建物で、八つの円塔を高さ30Mの
幕壁でつなげた構造だった。

  バスティーユ占領 ジャック・ゴデショ著 白水社


兵や司令官は常にバスティーユの中に詰めていたわけではなく
平時は外の建物群ですごしていたかも。
違うかな?要塞内に管理者用の設備が見当たりませんのよネ。


K:図書館 L:礼拝堂 M:古文書館 N:守備兵室
R:井戸の中庭 S:大中庭(大時計の中庭)T:台所

b2

2  兵営(二階兵器庫)
4  店舗 ※要塞司令官が賃貸
5  馬小屋と車庫
6  跳ね橋
9  武器庫

U 司令官の中庭
Q 入口の跳ね橋
V 司令官室

「1」=入口。一日中開放されていたので
店舗や兵営がならぶところまでは入りやすい印象。
ここは“通路の中庭” “兵営の中庭”という呼称。

「6」ドーリア式の門から跳ね橋へ続く。
跳ね橋は車用&歩行者用の二種。橋が渡された濠は幅5-6M。


あぁここに跳ね橋があったとわゎゎ~~あらら
要塞へ続く橋が、二ヶ所あったのは盲点でした。
今迄、孤立した民衆が撃たれた場所があやふやだったけど
この「U」部分、司令官の中庭での事でしたのネ。


途中100人ほどのフランス衛兵が、堂々と行進してきた。
バスティーユ攻囲に行くという。
あとから武装した市民と四門の大砲と一門の臼砲、いずれも
廃兵院からのものが続いていた。
~略~
この新しい市民の軍隊には指揮官がいた。
一人はユランで後に共和国の将軍になる
~略~
もう一人は女王歩兵連隊旗手だったエリーで
珍しく兵隊出身の士官である。
~略~
二人は明確に指揮官として振る舞い、攻囲の様相は一変した。

オスカルさんのモデル氏御登場
本著ではちょっぴりしか出てこなかったけど、要塞司令官
ド・ローネを民衆が殺害しないよう保護したりしてました。


7月14日、ベルばらの衛兵隊諸君が戦った場所
要塞へドドン!と砲撃をくらわせていたのは
 "兵営の中庭"の 青い人 印の辺りかな?と推測。
建物の配置から、漫画版だとそう見えますのよネ。
アニメではざっくり表現だからどこでもよさそうだけど<失礼
オスカルさんの真正面に巨大な塔が!という描き方に
合いやすいのは、やはりこのポジションかな?

でもって漫画で「煙をタテにして跳ね橋を襲え」と言っていたのは
「6」の跳ね橋では?と思いました。
もうひとつの方、要塞入口の跳ね橋は、降伏の印として内から
開けられたので、それなら史実とも辻褄合うか?と姑息に考え…

正解はないかもしれませんが、史実と付け合わせてみるのも一興です







バスティーユ。
子供時代の私には、地味に謎ある場所でした。

1307c
ASSASSINS-CREED-UNITY

漫画版。判りやすいところではこれ。
衛兵隊とバスティーユの間に建物がありますでしょ。
CIMG0316
バスティーユを直接狙わなくて建物挟むの?
これなんだろ?と他に描かれた画を探しても同じく建物建物。
※画は無数にあるので、ポジションや時代によっては建物がないものもあります

1307

昔の大砲なんだから、そんな遠くから撃ったら
攻撃の威力なくなって役立たずじゃ~ん??と
勝手な事を考えるわたくし ←ヒドイ

などという子供時代の謎を解決してくれたのがこの御本。
要塞の図面が説明付きで載っていました。

  バスティーユ占領 
ジャック・ゴデショ著 白水社
b1

太い黒線で記され黒丸(塔)が八つ繋がっているのがバスティーユ。
そこから右下にかけて建物が並んでいます。
これこれ!ここですね~~あの建物群は。

このほか図、上の方にあるのは稜堡(要塞機能の一部)
巡視路で繋がっていて守備隊の配置も本来はある?ようだけど
バスティーユ並の高い建物はありません。
それどころか、稜堡(中央部分)はすでに野菜畑になっていたとか…マジ?






つづく


ベルばらの再アニメ化の噂話を聞きました。
50周年に合わせての制作というお話で。

えええ!?
いかにもありそうなタイミングではありませんか!
でも噂の出所が海外という事で
へ?まさかイタリアあたりの海外産てこと??? と勝手に混乱。

ちょうど今、谷口ジローさんの漫画”神々の山嶺”を
フランスでアニメ映画化した作品が上映中だったので
ついそちらを想像……。
フランス・イタリア辺りなら古参ファンさんもいるから
可能性としてはない事もない…のでは?

が。
噂では、製作は日本の某大手制作会社というお話。

人気作を何本も手掛けている有名なところだったので
公式サイトを覗いてみましたが『ベ』の字もありませんでした<当然

それはそうですよね~。
これ、本当にアニメ化が進行していれば守秘義務ありますから
情報解禁日まで、誰に訊いても、おくちチャックでしょう

逆にだからこそ、国内では情報漏れはおきないけれど
海外なら横漏れした情報が巡り巡って流れてくる可能性は
ないかなぁ?と、斜めに都合よく考えちゃったりして…ぐるぐるぐる


どうでしょうね?
海外発の噂で立ち消え?
それともドカンと御登場?

ありか?
なしか?


真相はいかに???
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高騰していた夏野菜は、実家からの配給でやりくり。
最近のmyブームはなんてことないコンソメスープ
残り野菜もりもりにショウガをちょっぴり効かせ夏向に ♪
私の体の半分は、母が作る野菜で出来ております… あぢぢ



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