2022年11月

  芸術新潮 2022年9月号  

今年は夏から秋にかけて、50周年ということで
各種雑誌で特集されていたベルばらさん。
私的には『芸術新潮』が一番読み応えがありました。

50周年展ショップにも置いてあったし
ばばんと表紙をはるだけの内容ありあり!
雑誌ジャンル的にも相性が良かったんでしょうね。

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特に鹿島先生の記事が面白かったです
オルレアン公夜話 ルイ16世を悩ませたボンラク・プリンス―
シャルトル公は結婚後も「飲む・打つ・買う」しか興味のない…
本当のボンクラさんだったと。
今迄そこまでのボンボンとは思ってませんでしたよ~

周囲の取り巻きから悪い影響をうけている…と愛人さんが
嘆いていたのを他の本で読んだときは、そんな事ないっしょ?
本人の考えでしょ~と思っていたけど政治的には大ありでしたか。

遊び過ぎて莫大な借金をつくり、破産を免れるための方策として
親からパレ・ロワイヤルを生前贈与してもらい、そこにパレスを建築
店舗や住居として分譲して収益を得たのだそう。周囲は非難轟轟
まさか借金解消目的で作られたとは……わお

ルイ16世夫妻に対し、感情が拗れ憎悪を募らせ敵対していく
その原因になったのはポリニャック一派との確執で…でも
ポリニャック夫人を選び傍に置いたのは王妃自身なので
結局は自分が選び招いた結果ということになるかな。


こちらの雑誌ではないけれど、以前他誌のヴェルサイユ特集でも
アントワネットの女子力について執筆されていた鹿島先生。
(Richesse2015年12月号)

夫のルイ16世がオタクで愛姫を必要としなかったこともあり
モードやグルメ、芸術などの文化的権力の中心に位置するようになります。
これはブルボン王朝においては初めてのことでした。
※それまでは王の寵姫が宮廷文化の中心となるケースが多かった

ルイ16世はオタク…
さらりと断言。こういう説明もそうそうないな
おかげでスコーンと直球で頭の中に入ってきました。
またどこかでベルサイユ関連記事、楽しく読ませて貰えるのを期待してます。






おでかけmemo  2022年10月30日
 

am江古田さんぽ
芸術の秋+食欲の秋。本日は江古田へ。
今年開店したlian(お菓子店?)でブリオッシュ購入。
レモンピールが効いてて、ふんわり美味
商店街はハロウィン祭り。
街を歩きまわる謎解きゲームが面白そうだったけど
やる気満々の子供たちが行列していたので眺めるだけに。
古書店で物色していたら、隅っこにオル窓画集を発見。
か、か、買っ……ぁぁぁ良い人に貰われてネ~ ジタバタ...

pmわくわく演奏会
ごはん食べてからのんびり行った演奏会。
始まっていたので最初の方、少々聞き逃し。
途中退席したお客さんがいたおかげで最前列に滑り込み

クラヴサンだけと思ってたら途中、弦アンサンブルが登場。
曲はJ.S.バッハ、チェンバロ協奏曲第一番。
手を伸ばせば触れそうな目の前で弾いていて迫力満点!いいね~
聴きながら演奏者の楽譜まで追えてしまう至近距離ってそうそうないコト。
うまいわ~もっと聴きたかったなぁ。

そしていよいよお目当て、大本命ラモーの演奏。
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これこれ!これが聴きたくて来たのです!!
し~あ~わ~せ~~ 
ベルばらで使われた曲を、生演奏で聴ける喜び
演奏者さん解釈にばらエッセンスが入ってる印象。
滑らかに音を紡ぐ手元もばっちり見えて美し~
隅々まで堪能させていただきました

クラヴサンの上段だとこうなるのか…とか実際見ることで
音だけ聴いてた時の謎がわかり、すっきり納得。
終了後、楽器の仕組みも教えてもらえて面白かった。
&もっとききたかった!もう一回!
アンコールでもう一回~‼…ていうのは無理は承知の助

予定が迫っていたので、さくさく楽器博物館を見学。
みっちり古今東西の楽器が詰まってた。
ピアノ類はやはりその場で音を聴きたいね。
ハーディガーディの本物もあり…これもいつか演奏が聴けたらいいなぁ。


帰り道。いくつかパン屋さんでお買い物。
老舗マザーグースのパン・オ・ノア美味しかった
知らなかったけど江古田はパン屋さん多かったのね。
品切れ閉店も多かった。
“ひね”のパン、いつか食べられるかな~。


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昼はひまわり食堂「薬膳カレー」。優しいママの味系





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