2023年02月

TVドラマ中で、アントワネットが食べていたレシピとして
取り上げられていたひとつ『マグロのマリネ』。

え!冷蔵庫がない時代にナマ魚?と驚き…
だってパリもベルサイユも、海には接していませんし。
そいえば氷菓子を食べてたっけ…と思い出し、探してみたらありました。


マリー・アントワネットは何を食べていたのか
 ピエール=イヴ・ボルペール 著   原書房

最深30メートルの穴を掘り、壁を藁で覆い、
大水路やスイス人の池から掘り出した氷を入れる。
さらに水を入れて凍らせ、木片や石で覆う。
かなりの深さがあるので一年を通して氷が保管され
必要に応じて切り取っていた。
かつてベルサイユの領地には13の氷室があったが
現在は2つしか残っていない。

天然素材の冷凍庫。雪国の山間部には今もありますよ~。
ベルサイユの領地には…とあるので、必ずしも宮殿内とは限らないかな?
セーヌ川が凍る時代であったから、氷室も可能でしたのね。
それでも深さ30mの冷凍庫…普通の貴族レベルじゃ出来ないなぁ。
贅沢~~~



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  À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜 

”西洋史の教授がくれたレシピ” を再現する趣向のドラマ。
ときおり不穏な空気感が漂う不思議な番組…
メインのおふたりは夫婦設定だけど、あまり夫婦感がないような?
どちらかといえばパートナーという感じ。



第一話 アントワネット飯
・牛とキャベツのトマト煮込み
・ヒラメの元祖ホワイトソースかけ
・マグロのマリネ

『ほ…あれでしょ?アントワネットってベルばらでしょ?』
『そう(…くいつくと思った

はーい掴みOKでーす
TVドラマを見ない私みたいなのが釣られて番組みてますから
けど出来上がった料理。
個別にパ・パ・パと一度は表示されるけど
テーブルで並んでるところ、ちゃんと見せてくれないの。なぜ?
この番組はドラマと料理、どちらがメインなのかな?
どっちつかずなので料理が見たい私は物足りにゃいでーす

 
第六話 ヴィクトル・ユーゴー飯
・オニオンスープ
・羊肉の煮込みクスクス添え
・ジャガイモとアスパラガスのスフレ
・リンゴとお米のオーブン焼き

19世紀フランスのレシピという事で。
この中では、お米のオーブン焼きが食べたいな。
お米は当時、野菜の分類だったそう。
だから今でも向こうの人はサラダ感覚があるのねそっか!


台所に生活感というか使ってる雰囲気がちゃんとある一方
他はシンプル過ぎて、暮らすふたりの日常がみえてこない…
気配がない不思議。だから夫婦感を感じないのかなぁ?
それならそれで、やはり料理をしっかり見せて欲しいトコロです。
なま煮え~

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テーブルを真上から映してほし~~
https://www.shochiku-tokyu.co.jp/atable/






久しぶりに実写映画版を見てたら今頃発見。

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オスカルたん舞踏会シーンに現れ
伏線を張りまくるジェローデル氏。
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の背後に お花が~

クラバットも、ひとり黒で目立ってましたが
花まで背負っていたとは さすがジェロたん
誰よりも、女性ドレスの背中よりも凝ってましてよ?







番組あったらいいな とか思ってたら
youtubeにビンゴな映像が~

https://www.youtube.com/watch?v=qDgnsLPNw2w&list=PLWpw6jkCaiTDX_UfcTIxKNFrwAQdkRDY3&index=4
https://www.youtube.com/watch?v=y1VS3tiwyxk

舞踏譜と実際の踊り。
おもろ~い けど速度落とさないと追いきれない…

これがその後の舞踏会へ続いていく一歩なのネ…と思いながら
久しぶりに実写映画も見てました。
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もちろん脚色はあるだろうけど、19世紀の踊り方とは違ってます。
映画が制作された頃も、舞踏についての研究は進んでいたのね
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 王たちの物語 - 太陽王の宮殿ベルサイユ -

ルイ14世メインの番組。
バレエダンサーだった小林十市氏がナビゲーター。
2004年制作の番組を再放送にて拝見デス。
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ベルサイユ宮、大使の階段を上り各間を通り抜け鏡の間へ。
鏡の間から隠し扉を入り、王の寝室へ。
寝室は宮殿の中心部、朝日射す東向き。
窓を開けると、下は大理石の中庭。

歩いてる中、床がギシギシしなる音が入っていて新鮮。
こういうの臨場感あって好き!
今の番組は綺麗に仕立てるから
雑音とみなして消しちゃうんでしょうねつまんなーい
寄木細工の床、手が込んでいて素敵。

外に出てルイ14世の庭園鑑賞法に従い歩き始めると
はじめにくるのがラトナの泉水。
なんだか汚れがすごい……改修前ってこうだったのネ。

百階段を降りた先にある迷路が見当たらない…と探したら
ルイ16世の時代に撤去され、王妃の木立に変わったとか。
惜し~ ↓■黄色=宮殿 ●ピンク=迷路があったところ
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王子の情操教育用に作られたという迷路。
イソップ童話の世界を表現した39の噴水があったそう。
残ってたらよかったのになぁ。

「わぉ…ここは」歩き疲れつつある小林ナビさんが
思わず声を漏らしたのが”アポロンの水浴”。人工の岩穴。
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ベルばら実写映画で、オスカルさんの手の甲に
フェルゼン伯が、ちゅする場面の所。
それ見てアンドレたんは逃げてくのよねーぐふふ


この番組で私的に一番ウケたのは
バロックダンスの舞踏記譜法(R.A.フイエ著)に触れたところ。
音楽を楽譜で表すように、踊りを記号で書き表したもの。
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「これがつま先で…くるぶしで、踵ですね」
現在のバレエのポジションの基本が書かれていた古書。
すんなり記号を読み解けちゃうの、さすが本職
その基本を実演。
po
「両方の足で跳べってなってるんで」
「この音でこう動く…みたいな感じ…」「複雑です」
バロックバレエの舞踏譜。足さばきと位置関係
ルイ14世は踊る王。
だからこの人がナビに選ばれたのねとここで納得。
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研究家の方が舞踏譜から再現させた踊り。
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舞踏会の踊り。宮廷バレエの原型。
社交ダンスのルーツでもあるのだとか。
ここから踊りを見せる形のバレエに発展したということで
あらま 成り立ちは逆と思ってましたよん。

王と王妃が踊り、その後身分の高いものから踊っていった。
当時パリにはバレエの教室が300以上あった。。。
わ~これ楽しそう。
今ならもっと研究が進んでるんじゃないかしら。
バロックバレエの番組あったら見てみたいな~






フランスの会社で軍服を販売してました ほへっ
注※軍服専門ではない
本物アンティークだったり、オーダーメイド品だったり。
瞬間驚いたけど、日本だって武具等の骨董品もあれば
オリジナルで甲冑作る事だって出来るのだから
特段、不思議はないわけで。
あちらも需要と供給が成り立ってますのね~~~


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https://www.bertrand-malvaux.com/accueil.html
https://fr.empirecostume.com/
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コスプレ趣味はないので眺めるのみだけど
留め具とか↓細かい部分を見てはわくわく

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オスカルさんもこういうの着てたかな?と
妄想の燃料になりましたデス






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