2023年08月


今回のオルガン×ベルばら公演
開幕以前にX(Twitter)では告知や予告CMが何度か流れていて
その時見かけたのが、七海さんが演じる
「千の誓いがいるか、万の誓いが」「生まれてきてよかった」場面。

え?それ原作でしょ。アニメじゃないのにこれする?と謎発生。
アニメ基準で作るコンサートの朗読がどういう構成になるのか
いろいろ考え想像してみても分からない
う~~~~~ん?
アニメのオスカルさんは語らない人だから、これもってくるの?と
自分の中で辻褄合わせて思考停止。

なので本番当日、ホタル場面を七海さんが一人芝居で
二役演じ始めた時には驚きました。
『パリへの出動に、お前を連れて行くわけにはいかない』
から始まる森でのひと夜。
もしあっても、てっきり”朗読”で語ると思っていたので
会話が始まりびっくり~ びっくり~ 

いざ一人芝居が始まってみると、さほど違和感ありませんでしたのよネ。
もちろん田島さん&志垣さんとは演技が全然違うんだけど。
自分の中で大丈夫だったのは、“千誓万誓”よりも大げさでなく
穏やかに聴こえたからかもしれません…
この後入った曲『優しさの贈り物』良かったですー


革命勃発。二人は次々と銃弾に倒れ
その墓がアラスの丘にたっている描写があり終幕。。。
かと思ったら続きがありました。

「覚えているか?湖でおぼれた事を」
サントラ音楽集に入っている『情熱の紅いばら』に重ねて
田島・志垣ペアが演じるミニドラマ。
予告リハで七海さんが「千の誓いがいるか万の誓いが…」とやっていたのは
ここか~~!?と納得。
けどね。
ぶっちゃけこの部分、構成から無くても平気と思いました。
音楽集に収録されているのは田島・志垣ぺアであることに意味があり。
台詞だけなら原作ものであって、アニメにはないですから~ ←またコレ
アニメのオスカルさん達は言わないでしょ。キャラ違う
墓はアラスの小高い丘にたっている…で、しっとり終わっても良かったかと。


などと好きで配信も購入したくせに、きゃ~ ぷぎゃ?
盛り上がったり引っ込んだり、アニメと異なる部分にモヤったものの
その後、同好の士さんとお話していたら、そ~だよな~~と
新たな視点を得たことで落ち着くことが出来ました。

この公演は、ベルばらアニメを再現したのではなく、アニメの素材を使い
作品”ベルサイユのばら”サントリー版を構築して見せたという事。
ふむむ。そう思えば納得です。
アニメ色は濃いけれど、基本の原作も宝塚も、独自のオルガン音楽も全部入り。

お盆目前だけどお客さんちゃんと入ってたし、終幕後は
スタンディングオベーションだったしで、これ成功でしょう。
サントリーさん美味しいコンテンツ仕立てちゃいましたね~~~


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サントリーホールでオルガンZANMAI!
 オルガン × ベルサイユのばら 

配信視聴後の感想デス
実際の公演と配信での聴こえ方・見え方が違い面白かったです
スマホで聴くと高音がくっきりはっきり。PCで聴いたらぼんやり気味。
これは映す媒体の違いだから、自宅TVに映す手段がないの残念でした。


よかったのはオルガンを演奏している手元が眺められた事。
すごく楽しい ストップレバー動くトコ初めてみたし
こういうのは配信ならでは

会場では二階RB席から見下ろす角度でステージを眺めていましたが
配信映像では角度が違うと、七海さんも見え方印象様々。
アップに至っては、現場では見えなかった涙ポロ まであり
当日オペラグラスで眺めてた人がいたのは、こういう事ですのね。
私、昔から役者さんに興味が薄いので、しっかり見ようとする意識がないかも…

朗読(物語)は各種エピソードをカットし、極シンプルにまとめられていたので
当日見終えた直後は、ベルばらを予め知ってる人基準に作られているように
感じましたけど、配信で見直したらそう極端ではありませんでしたネ。

会場客席は圧倒的に女性率が高かったですが、男性客もちらほら散見。
翌日Twitterを眺めてたら、男性客さんらしき感想もあり
楽曲も好評だった事に勝手に安堵してました


配信を小さな画面でみると、七海さんの演技に宝塚味を濃く感じましたが
そもそもサントリーホールでは、ホールの広さに合わせた
舞台用演技で朗読披露していたのだから、これまた当然の事ですネ。
TV用の芝居してたら、大きなホールでは魅せ方不足になっちゃうし。

いくつか七海さんアドリブ?と思われるよな点もありましたが
当日ホールで見た時は、配信ほどには気になりませんでした。
ナマは一度きりであり、次の場面に集中しなくちゃいけませんでしたから。
その点配信は、何度も好きなだけ繰り返し視聴可とゆー魅惑の罠がフフフ

私自身、公演後の感想で「満点ではない」と零しましたが
配信を見終えてからも、その点は埋まりませんでした。
以下凹感想なので読みたくない方はここで閉じてください~








私的うーん???だった点は、ずばり選曲。イメソンが入った事です。
アニメサントラCD(LP)を買った人は聴いた事のある歌が3曲。
これはイメージソングであり、本編では一度も使われたことがなく
アニメ視聴のみの人にとっては知らない曲。
事前のインタビュー記事に「歌は全部そらで歌える」という記述があり
まさか?と思ったら、その通り歌曲がフルで演奏されていました。
これ歌詞で選曲?それとも曲想で朗読の各場面に当てはめたのかな?

この公演はアニメを元に構成というふれ込みに、めちゃ喜んでいたので
アニメ本編で使われていないイメージソングをどーんと演奏された事には
配信でも馴染めませんでした。

それがまたも~演奏自体は凄く良いんですよ!真摯で情熱的!
これ作った人は凄く思い入れあったんだろうな…と感じさせるよな熱い演奏。
ところが私には、残念ながらイメージソングに対しその思い入れがないのデス。
アニメ本編用の曲ではないという一点で。
使われている曲の方が好き過ぎて、イメソン曲に対する愛情差がどうしてもある。
あの熱量で演奏されるアニメ使用曲が聴きたかったです!マジ聴きたかった…
まぁそのトドメが「革命」尻切れトンボ印象で……難しかったのかなしょぼぼん






このように凹っていた私ですが、サントリーホールへ行き
公演を直に聴けた事はとても幸せだったと思います。遠征して良かった
自分の好みと違う点はあったけれど、公演がまたあったら絶対行きます!
なんだかんだ言っても、アニメ曲を大音量で身体全部で感じる事なんて
そうそう出来ませんから貴重です。
再演してくれないかな燦鳥さん。。。




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暗転した公演中、上部照明の上部分、シャンデリアのような煌めきも綺麗でした…




サントリーホールでオルガンZANMAI!
 オルガン × ベルサイユのばら 
2023年8月11日 オルガン:原田真侑 朗読:七海ひろき


サントリーホールにて観覧した感想です
ベルばらアニメ版準拠ならびに直前(前日かな?)
演奏曲目が案内されていたので流れはつかめていました。
ネタバレに配慮しておりませんので、配信をご覧になる方は
こちらは見ない方が幸せと思います(スミマセン)

一応ネタバレ予防にスペースを開けます



       



                




     



         
 

 



     


       
        
     
      


   
    


   

 



    



     





 


開幕
アバンタイトルが聴こえた途端、一瞬笑いそうになったものの
ホールいっぱいに広がるオルガンの迫力に発作も引っ込み。
音がゴージャ~~ス

正面二階、パイプオルガンの傍で
「時は十八世紀…」と朗読を始める七海さん。
ひとりで4役をこなすので、どこにも染まらない白。
全身真っ白衣装が素敵


ベルばらアニメ第一話冒頭。
雨の夜、オスカルさん誕生場面からスタート。
ほんとにアニメ版どおりの流れで進めるのね…と感心

演奏:OP薔薇は美しく散る
パイプオルガンで聴くと迫力~~。
曲の間に七海さんは一階ステージへ移動。

場面設定は近衛以前。
アンドレを相手に(もしくはその傍らで?)オスカル剣の練習場面。
七海さん、剣捌きのジェスチャー。カッコイイ

アンドレ&オスカル幼馴染み関係を説明。
「二人で湖に落ちて…」というのはアニメ本編では
第一話の会話に登場するだけのエピソードだけど
この朗読では、後への伏線としても選ばれた感じ。

アントワネット結婚-仮面舞踏会-フェルゼンとの出会い。
七海さん台詞でアントワネットも演じ。いい感じ~ぉぉ多才

オスカルさんの秘めた恋心説明はあったもののドレス場面はなし。
首飾り事件やジェロさんの横恋慕、ロザリー関連も一切登場せず。
時間的にも入りきらないだろうから当然かしら。

前半の朗読は、アニメ版の進行をなぞりつつ
所々台詞を持ってきてるな~という印象。
後半はナレとか、かなりアニメまんまでびっくり
帰宅後、あちこち確認してみたけれど
20話冒頭の朝靄逢瀬とか、フェルゼンさんセリフ長かったのね。
七海さんが語ると趣が違ってなんだか詩的。


続いて黒い騎士の件。傷を負うアンドレ
「俺にはまだ右目がある~略~実際にはまだ何も失っちゃいないよ」と
第27話・凹むオスカルさんに語り掛けるアンドレのセリフ。
七海さんこのコンサートでは4役やっているけれど、ここ聴いてて
アンドレが一番いいかもと思いましたデス←私の好み


曲:麗しき人よ!一曲まるまるどーん
場面は近衛隊から衛兵隊へ転属。

曲:吟遊詩人の手風琴
一曲聴き終えてから、あ!今の…と気づきましたデス。
半分ほど曲と朗読が重なっていたんですよね。
楽器と人の声一緒だと、どうしても声(話の内容)の方に
注意が引っ張られちゃって悩ましい

期待のラモー曲は『優しい訴え』のみでした。
うん。シャルロット話はカットされてたからなー・・・しょぼぼん

場面は王妃に「軍をお引きください」とオスカルさんが語る第36話ラスト。
アニメでは違う曲が流れるけど、このラモー曲をここへもってきたのは
曲名からかしら?それとも雰囲気から?
この後『私はとらわれびと』が流れましたが、こちらの選曲意図も謎


血を吐くオスカルさん&ラソンヌ先生場面。
そして物語はよもやの!まさかの!ホタル場面へ!?
きゃ~~詳細はひとまず略

曲は『優しさの贈り物』
やっぱりいいわ~~好き~~~

アンドレ没後のオスカルさんモノローグには泣かされました。
正確には我慢して涙は堰き止めました。その分鼻から流出事故発生

七海さんの真剣勝負な演技。
もちろん田島さんとは全然違うオスカルさんの語りになっていますが
台詞がまんまなので思い出させるんですよぉ~
曲はED『愛の光と影』


バスティーユ攻撃。
「戦闘が開始された」で入った曲が『革命』だったと思いますが
短かったです。くすん。これ残念~~。

オスカルさん銃撃-絶命。
二人の墓がアラスの小高い丘に立っている…で本編完結。

曲:情熱の紅いばら
これで終幕か…と思っていたら朗読再び。
オスカル&アンドレの対話。
湖で溺れそうになった話。←ここへつなぐために
最初に湖エピソードを持ってきたのかな?と推測です。


この後、もう一幕ありましたが長くなったので、また改めて。
ひとまずはナマで見てきた感想を記しました。
この後、配信を見る予定ですが、そうすると気持ちが上書きされる部分
あるでしょうから、まずは取り急ぎこれだけ。


● ●● 演奏曲目 ●● ●

アバンタイトル
薔薇は美しく散る
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲ホ長調作品11-5より第3楽章「メヌエット」
移りゆく時代
オスカル~薔薇のさだめ~
情熱の紅いばら
J. s. バッハ:管弦楽組曲第4番二長調BWV1069より第4曲「メヌエット」
J. s. バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番ハ長調BWV 846より前奏曲
愛ゆえの哀しみ
星になるふたり
オスカル~切ない悲しみ~
麗しき人よ!
切なく想いを秘めて
吟遊詩人の手風琴
ラモー:優しい訴え
私はとらわれびと
結ばれた友情
優しさの贈り物
愛の光と影
バルバートル:ラ・マルセイエーズ
革命
情熱の紅いばら
薔薇は美しく散る


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公演行きました。良かったです!
おまけに公演が動画配信されるということで
ぶらぼ~
…と喜んだものの申し込み先が分かりにくいデス。
いろんな公式サイトがあるので独自ルール分かってないと辛いどこ?どこ?


【動画配信】
 サントリーホールでオルガンZANMAI! 
 オルガン×ベルサイユのばら 

(URL先はサントリーホール・メンバーズ・クラブWEB)

 配信チケット発売中
 ~ 8月24日(木) 20:00まで

 アーカイブ配信期間
 2023年8月18日10:00~ 8月24日23:00

haisin


実際(ナマ)と録画では、どうしても伝わり方に違いは出ますが
宝塚ファンの人は見て間違いなし!
アニメファンの人なら…どこが好きか?こだわりを持つか?で
評価に差が出る公演…だったかもかも

私的感想はといえば、あえて言うなら満点ではありませんが
見に来てよかった~ と満足した公演だったので
配信も絶対見ます!<申し込み済

行きたかったけど地理的に~とか、お盆無理~と諦めた方には
ラッキーな配信決定ではないでしょうか。






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