カテゴリ:◆ ベルサイユのばら > 漫画

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自宅をベルサイユと間違えられたオスカルさま。

「王宮は奥の大きな建物」と、ロザリーたんが
教えられている場面は、眺め降ろしている高所からの視点。
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池田先生が資料みて描いてたからな角度ですが
(それはひとまず置いといて
ベルサイユ周辺で該当しそうな場所
”王宮を眺め降ろせる所” があるか探してみました。


パリは低地が広がっているのに対し、地図左印がベルサイユ。
大きな川はなく、パリよりも標高高め。
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 https://topographic-map.com/
V-p2
ベルサイユ拡大。印が宮殿位置。
赤系で色付いているのが標高高めな土地

地図をクリックすると標高が表示されたので
試してみたら宮殿は151m。
ここを起点に庭園は下っていくし、周囲の街も低め環境。
これは今の地図なので、次に古地図を探し探し。


フランス国立図書館から、1724年発行のベルサイユ地図(の一部分)
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https://gallica.bnf.fr/
カラーの現代地図は上が北方位でしたが、モノクロ古地図は右が北方位(大体)

こちら、ルイ15世時代のベルサイユ周辺の古地図で
地図記号?読み方がいまいち分からないけど
小高くなってる地形は、現在と近いように見えまする

14世時代にベルサイユに宮廷を置き、三本の街道を整備して
その道沿いに貴族の館を置けるよう庭で区切って分譲(?)したとか。
けど「ベルサイユ自体は大きな町で」とロザリーに説明してるから
ジャルジェ家の屋敷は、ベルサイユの街中ではないのかな?

古地図と現在の地図を重ね、標高だけで考えてみると…
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ピンク印の場所、街中と解釈していいか微妙だけど
街道筋で、王宮よりも数m~10m弱、標高が高い場所。
青印は今も昔も小高い丘陵になっている土地。
あきらかに王宮より高い場所。

印の土地に、高めの塔がある屋敷を建てれば
良い感じなんだけどな~♪
歩き疲れたロザリーたんも迷い込めそうだし
けどこの古地図をみてる分には
館を建てる分譲地的ではない?感じもあり…うーん
現在はスポーツ関連施設が並んでいました。


ということでジャルジェ家探索はここまで。
屋敷は一か所と限らず、他にもあったかもしれないけれど
ベルサイユ周辺で、土地の標高以外で探すとしたら
他にどんな方法があるでしょうね~?






年始に行った実家で、新聞にベルばら記事を発見。
ここだけちょーだい!と一頁、強奪して参りました。フフフフ

輝き 憧れ 世代を超えて ベルサイユのばら50年
ベルばら紹介と池田先生のインタビューがメイン。
そこに元宝塚・朝海さん、学習院大・中条教授のコメントも掲載。
一頁の三分の二記事。


元となる配信記事を購入した新聞社が
いつ・どのように載せるかは、その新聞社の裁量次第。
私が手にしたのは今日、地方紙3日朝刊に掲載されたものですが
他の地方新聞では元旦から載ってたところもあるようですネ。

知名度あるしお正月用に華やか。
50年という節目と、内容が文化社会面にもぴったり。
良いタイミングで記事作りましたね~


新年早々ベルばら関連に会えるとは縁起がいいなぁ。
よき御正月となりました



 作者の池田理代子さんがオスカルたちの生きざまを通じて
 読者へ投げかけた問いは、50年後の今も鋭い光を放っている。
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 「『オスカルの描写に先見性がある』とよく言われますが、
 日本社会が変わっていないだけでは」と冷静だ。
 「ただ18世紀と違い、今は男装しなくても、女性のままで意見が主張できる。
 少しずつでも『女だから』の壁は越えられるものと信じたいです」





※新聞社や取次店では、発行日をさかのぼり新聞購入が可能なところもあります(要問合せ)


Le rose di Versailles. Lady Oscar collection

イタリア語版ベルばらBOX。
 美麗。。。
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開けると中は5冊組。
並んだ背表紙には剣を持つオスカルさんのアップ

これ出版サイドに濃ゆいファンさんがいたんじゃないかな?
国は違えども、こう凝りたかった気持ちはわかる気がする~

こちらを見かけたのはAmazon.fr。
70€。よきお値段。昨年発売されたものみたい。
どれどれ?と本家イタリアを探してみたら
一緒にオルフェウスの窓とエロイカも並んでました。
わ~ここまで一般化してたのね~~





東京にある私設図書館"少女まんが館"さんに
40年以上前の新聞広告が寄贈されたそう。
集英社が発した漫画に関する広告多々。

新聞は長期保存は難しいのにパッと見
経過年数程には傷んでいない様子。
今まで大事にされていた方、凄~い!
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ベルばらさんが一面ど~ん
1979年3月15日付…という事は漫画完結・宝塚後
アニメ放映開始の半年前のこと。
これ上半分がインタビュー(?)になってるんですよねー。
あー読みたいなーっっ

当時もののインタビュー
傷みやすい品物だから公開は難しいかもしれないけど
いつか拝見できるかしら~~?




https://www.nerimadors.or.jp/~jomakan/
〈Twitter 4月11日記事〉




フランス版
ベルサイユのばら ”エピソード編” 出版。

La-Rose

La Rose de Versailles Tome 4
 フランス語書籍専門店 欧明社
http://www.omeisha.com/?pid=146070866


La-Rose-3

あちらでは今年7月に出たのかな?
すばらしい!
ベルばらさんてば、今なおフランスでも現役でしたのね



先日TVで
『相手に言いたいけど言えない事』 → 『キスが下手』
という話題をみかけました。

TV用に面白可笑しく盛り上げてるんだな~という趣で
特にこれという事もなかったのですが
下手でも気持ち悪いキスじゃなきゃ大丈夫なのでわ~?
一緒に上手くなっていけばいいのでわわ~~?などなど
そもそも技術ではなく、大事なのは相手が誰か?
の方だけどねぇ と、ひっそりツッコミしてました。


というコトでこちら。
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お手手ぎゅ が好きな形ですが
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オスカルさまの 「コレジャナイ感炸裂   


環境的にもジェロさんは場数を踏んでいる可能性が
高い気がするのですが、そんな上手そうな人でも
コレちゃいますねん  と、逃げられる訳ですよ~ほらほらほら。

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好きは理屈でも技術でもありませんのよね。
オスカルさま、本能的にアンドレさんを思い出しました。

酒場の喧嘩帰りのキス、あれは恋愛モードよりも
慈愛モードの割合が大きいキスですよね?
幼馴染君も、わりと冷静に口づけているし。
慰められて、その優しさにほろりときた オスカルさんに見えました。

という事で、アンドレさんよかったですね~マーキングしといて <違





愛しい人の奏でるヴァイオリンを評する幼馴染くん。
そうそうアンドレさん、あなた、いいとこ突いてますね。

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モーツァルトの何を弾いていたのかはわかりませんが
力強さや華やかさとは真逆の、繊細な曲調であったかな?と想像。

アンドレさんは当然気づいていませんが、この時のオスカルさんは
「今夜ひと晩をおまえと」の告白直前。

彼女自身の内面の微妙さが、その奏でる曲調によって
表されているように見えました。

そーよそーよアンドレたん、君のせいでオスカルさんは
躊躇い入り乙女成分が滲み出てる状態なんですのよ。
こんな時にダイナミックな曲なんて弾けるはずがありませんのよ~





そしてこの後、告られたアンドレさん、思わず跪いて彼女の手を取ります。
この形、敬意を込めた最上級の愛情表現。
今でも外人さんのプロポーズに見える求愛の形でもありますよね。
これがさらりと自然に出てくるとは、なかなかよき男ですのん
と私の中でアンドレさんの株価上昇したのも束の間、あっさり狼男が出現。

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オオカミがきたぞぉ~!
オオカミさんがきちゃったぞぉ~~!


…食べる気満々に見えます。 アンドレさん。
おまけに羊さんのなんと可愛ゆいコトか!

この後の一連の場面も、とっても綺麗ですよね。
ちゃんと少女漫画の枠内に上品に収まっている感じ。
この絵柄と描き方と、両方揃ってはじめてそう思えるのかも。
&足を描いていないのも、生々しさがない理由かもかも。


ということで
7月12日の夜は幸せに過ぎてゆくのでありました
あぁぁ。
さんがにち初日はこんなに幸せなのにな~ん。





23日発売のベルばら14巻。
東京・大阪限定開催のベルばらショップへは行けませんが
特典カード目当てにアニメイトで買って参りました。

あぁぁこれがエピソード編の最終巻だとは…
けど、エピ編を締めくくるのに、ふさわしいお話だったと思います。
せっかく描く線がここまで戻っていながらの終了は惜しいですが
先生、五年間の執筆お疲れ様でした。
&楽しませて頂いて、どうもありがとうございました
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という事で、"エピソード編"は終了しましたので
さあ、お次は"番外編"開始ですね!?←大願望

高島屋コラボにあった「ショコラ大作戦」のような
肩肘の張らない短編をもっと見たいで~す
他にも過去にあちこちでコラボしたショートショートを
ひとまとめにすれば、15巻が発行出来るのでは…と勝手に期待


ところで、なんば経済新聞にアンドレ店長さんが記事になっていました。
(正確には期間限定ショップの記事)
https://namba.keizai.biz/headline/3847/

「普段のコスプレよりもメークを宝塚風にしてよりアンドレに近づくよう工夫した」
というコメントに納得です。宝塚ぽいなぁと思いましたもの。

なんだか目元メイクを頑張り過ぎたかも~。
鼻筋と口元のバランスがいいので、元々を生かして手を加え過ぎない方が
耽美系が入らずに、"漫画のアンドレ"らしくなったのではないかしら?


内田裕也さん@書店男子
御本人さんが自身のTwitterにアンドレ店長のせてますので
まだ見てない方は、こちらが手っ取り早いですね。








エピソード9、完結話読みました。


このまま顔出しはないのでは?と思っていただけに
フェルゼンさんの最終形のお顔にびっくらこ
何度見ても、びっくらこ
影も形も面影がないので、どうにも見慣れませんデス ひょぇ~

「すっかり違う人になってしまっているの」
という言葉は本当でしたか。
なんだかまるで疲れきってしまった老人であるかのよう。
とても54歳にはみえません。目に生気がまったくなくて…少し怖い。

人間って、ある程度の年齢を越えると、内面が外見に
もしくはそれまでの生き方が外見に、隠れようもなく反映されると思うのです。
もちろん全部が全部そうではありませんけど。
それを思うと、この外見はそういう事なのかなぁ…と痛いです。

「このような姿で」という最期の様子(の頁)をみると暗澹たる気分になります。
ようやく訪れた自らの"死"でさえ、救いにならなかったのでしょうか?

でね。
鬱々とした気分でページをめくっていたら

「不思議な村へ迷い込まれたの




ですよ。
思わず吹き出しちゃったじゃありませんかー!
なんですかコレ!?
よもやの展開!?
想像の斜め上を突っ切っていかれましたっ!!

も~びっくりびっくり。
冗談路線の可能性としてはありましたけど
本当に描かれてしまうとは露程も思っておりませんでしたヨ~。

池田センセってばどこまで懐が広いのでしょ~?
こんな事描いたら、ファンの創作意欲がますます刺激されるじゃありませんか(笑)
なんというか、ご本家様から免罪符を発行された気分です。

見た瞬間、萩尾先生の特別参加?かと思ったのですが
これは、池田先生の手による、昔のポーの模写ですよね?
似てますわ~
現在の萩尾先生が描いても、このような線にはならないだろうし
逆に昔の池田先生がマネても、こうはならなかったと思うので
今の池田先生だからこそ描けた一族さんカットかもしれませんねぇ。

じゃあこれで、このジェロさんは本家・元祖・ご本人様確定?
艶ピカさんの素性は明かされない方がいいかと思っていましたが
遡ってエピソード5でのジェロさんのその後、ラストの文言
「行方は、杳として知れぬ」とは辻褄あう流れになってるんですよね。
ポーのお仲間入りという事は、結果そういう事ですもんね。
それにしても、あーびっくり

という事でこの度のエピソードno.9ロザリー編。
私の中では、隠れジェローデル編となりました。
フェルゼンさんごめんなさいごめんなさい。
あなたの苦悩と人生の終末期が、メルヘンなジェローデルさんで
すっかり上書きされてしまいましたよー。Oh, my god!


それでもね、ジェロさんの部分こそインパクトありすぎましたけど
このエピソードの終わらせ方は、今迄で一番綺麗と思いました。
フランソワの歩みとオスカル1世へと続く、新しい時代を開く未来志向。
このお話、時間も体力もあったら池田先生は、もっとじっくりと
本当の長編で描きたかったのではないかしら?




 蛇足:今回の萌え

回想:民衆の襲撃場面。たいちょーが好みでうはうは

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友さんと久しぶりになごなご話

ベルばらファンの男性もいるよ~という話から
その方の書かれているブログを教えてもらったので
そちらをちょっと覗かせていただきました。

ら。
いやー凄い凄い。
専門ファンサイトではなく、様々な事を10年以上書き続けている
ブロガーさんだったのですが、ベルばらについての記事も多く
エピソード編も雑誌を購入してリアルタイムで読了済。

まだ一部しか拝見できていないのですが、そこでですね
エピソード9に登場した、謎のジェローデル氏について

ある意味「生きながら既に死んでいる」ということの象徴
或いは「時間が止まってしまった者」の象徴であるのかも

と評されていたのです。

あぁぁなんて繊細な。。。

知らぬ間に最愛の人を永遠に失っていたジェロさんの、その切なさが
いっぺんに押し寄せてきましたですよー ぅ

このブロガーさんの思惑とはもしかしたら違うかもしれませんけど
謎ジェローデル氏が、"あの"ジェロさんだとしたら
この例えはなんてぴったりなんだろう…と、すんなり納得できました。

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この議場突入阻止・対決場面が、永遠の別れとなり…。


綺麗に完結しているベルばら本編ですが
想像の働く余地が、様々にあるのもベルばらの良いトコロなので
この謎ジェロ氏もこのまま謎でよいのかも? と思いました。






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