今回のオルガン×ベルばら公演
開幕以前にX(Twitter)では告知や予告CMが何度か流れていて
その時見かけたのが、七海さんが演じる
「千の誓いがいるか、万の誓いが」「生まれてきてよかった」場面。
え?それ原作でしょ。アニメじゃないのにこれする?と謎発生。
アニメ基準で作るコンサートの朗読がどういう構成になるのか
いろいろ考え想像してみても分からない
う~~~~~ん?
アニメのオスカルさんは語らない人だから、これもってくるの?と
自分の中で辻褄合わせて思考停止。
なので本番当日、ホタル場面を七海さんが一人芝居で
二役演じ始めた時には驚きました。
『パリへの出動に、お前を連れて行くわけにはいかない』
から始まる森でのひと夜。
もしあっても、てっきり”朗読”で語ると思っていたので
会話が始まりびっくり~ びっくり~
いざ一人芝居が始まってみると、さほど違和感ありませんでしたのよネ。
もちろん田島さん&志垣さんとは演技が全然違うんだけど。
自分の中で大丈夫だったのは、“千誓万誓”よりも大げさでなく
穏やかに聴こえたからかもしれません…
この後入った曲『優しさの贈り物』良かったですー
革命勃発。二人は次々と銃弾に倒れ
その墓がアラスの丘にたっている描写があり終幕。。。
かと思ったら続きがありました。
「覚えているか?湖でおぼれた事を」
サントラ音楽集に入っている『情熱の紅いばら』に重ねて
田島・志垣ペアが演じるミニドラマ。
予告リハで七海さんが「千の誓いがいるか万の誓いが…」とやっていたのは
ここか~~!?と納得。
けどね。
ぶっちゃけこの部分、構成から無くても平気と思いました。
音楽集に収録されているのは田島・志垣ぺアであることに意味があり。
台詞だけなら原作ものであって、アニメにはないですから~ ←またコレ
アニメのオスカルさん達は言わないでしょ。キャラ違う
墓はアラスの小高い丘にたっている…で、しっとり終わっても良かったかと。
などと好きで配信も購入したくせに、きゃ~ ぷぎゃ? と
盛り上がったり引っ込んだり、アニメと異なる部分にモヤったものの
その後、同好の士さんとお話していたら、そ~だよな~~と
新たな視点を得たことで落ち着くことが出来ました。
この公演は、ベルばらアニメを再現したのではなく、アニメの素材を使い
作品”ベルサイユのばら”サントリー版を構築して見せたという事。
ふむむ。そう思えば納得です。
アニメ色は濃いけれど、基本の原作も宝塚も、独自のオルガン音楽も全部入り。
お盆目前だけどお客さんちゃんと入ってたし、終幕後は
スタンディングオベーションだったしで、これ成功でしょう。
サントリーさん美味しいコンテンツ仕立てちゃいましたね~~~♪